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班固【はんこ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

班固
はんこ
Ban Gu; Pan Ku
[生]建武8(32)
[没]永元4(92)
中国,後漢初の歴史家,文学者。安陵 (陝西省咸陽県) の人。字は孟堅。9歳で文章をよくし,長じて通暁しない古典はなかったという博学ぶりで知られた。蘭台令史や校書郎を歴任,のち竇憲 (とうけん) の匈奴征伐に従軍したが,敗れて免官となり,のち事件に座して投獄され,まもなく獄死した。班固の父彪は学才もあり著述を好み,司馬遷の『史記』の跡を継ぐに足る史書にすべく修史に着手したが,なかばで没した。その父の遺志を継いで書き進めたのが『漢書』である。賦の作者としては,洛陽と長安の新旧両都を比較して歌った『両都賦』が傑作とされ,また章帝が学者を宮中の白虎観に集め,五経異同を討論させた記録を撰集した『白虎通』がある。

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デジタル大辞泉

はん‐こ【班固】
[32~92]中国、後漢の学者。扶風安陵(陝西(せんせい)省)の人。班超(はんちょう)班昭(はんしょう)の兄。字(あざな)は孟堅(もうけん)。詔を奉じて、父班彪(はんぴょう)の志を継ぎ「漢書」を編述、獄死したため未完となったが、妹の班昭が完成させた。賦にも長じ、「両都賦」の作がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

班固 はん-こ
32-92 後漢(ごかん)(中国)の歴史家。
父班彪(はん-ぴょう)の遺志をつぎ,二十余年かけて前漢王朝の正史「漢書」100巻の編修完成につとめる。その地理志に「楽浪海中に倭人あり,分かれて百余国となり,……」とあり,日本のことをかいた最古の文献のひとつとされる。享年は61歳。著作はほかに「白虎(びゃっこ)通義」「両都賦」。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

はんご【班固 Bān Gù】
32‐92
中国,後漢の学者・文人。《漢書》の著者。字は孟堅。扶風安陵(陝西省咸陽市)の人。班氏には学問を愛し文才のある人たちが多く,また朝廷から下賜された書物が伝わっていた。《漢書》は父の班彪(はんぴよう)が《史記》の続編として書きすすめながら未完のままにのこした《後伝》をうけついで,明帝の援助のもとに本格的な執筆を開始し,20年の歳月を費やして章帝の建初年間(76‐83)に完成。章帝時代にはもっぱら宮中において進講にあたり,また天下の学者たちが五経の文字の異同や解釈のちがいについて討議した会議の記録を《白虎通(びやつこつう)》としてまとめた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

はんこ【班固】
32~92 中国、後漢の学者。字あざなは孟堅。父班彪はんひようの遺志を継いで、「史記」に続く正史「漢書」を著した。大将軍竇憲とうけんの罪に連座し、獄死したため、妹の班昭が一部の未完部分を書いた。「両都賦」「白虎通義」も有名。武将の班超はその弟。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

班固
はんこ
(32―92)
中国、後漢(ごかん)の歴史家。右扶風安陵(うふふうあんりょう)県(陝西(せんせい)省咸陽(かんよう)市)の人。前漢王朝の正史『漢書(かんじょ)』100巻を著す。父の彪(ひょう)(3―54)は、『史記』が武帝期で絶筆しており、その内容も粗略であったために『後伝』数十編を執筆したが、中途で死んでしまった。幼いときから作文や詩賦に才能を示していた固は、父の遺志を成就させるために著述に専念した。その行動を、国史を改作していると誤解した明(めい)帝から牢獄(ろうごく)につながれて書物を没収されてしまったこともあったが、弟の超(西域(せいいき)経営に活躍する人物)の弁明によって許された。以後蘭台令史(らんだいれいし)(宮廷の秘書、文書をつかさどる官)として『漢書』の編纂(へんさん)を続けた。妹の昭(しょう)も学者として名を知られ、固が61歳で完成直前に死去してしまった後を引き継いだ。儒学の面では選集した『白虎(びゃっこ)通義』があり、文学作品『両都賦』などがある。[鶴間和幸]

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精選版 日本国語大辞典

はん‐こ【班固】
中国、後漢の歴史学者。字は孟堅。扶風安陵(陝西省咸陽市)の人。班超、班昭の兄。父の班彪(はんぴょう)の遺志を継いで「漢書」を編集し、また、白虎観で五経を論じ、これをまとめて「白虎通」を著わした。(三二‐九二

出典:精選版 日本国語大辞典
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