●現金【ゲンキン】
デジタル大辞泉
げん‐きん【現金】

1 手持ちのかね。その場で受け渡しをすることのできる金銭。また、金銭をその場で受け渡しすること。キャッシュ。「
2 通用の貨幣。小切手・手形・為替などに対していう。キャッシュ。通貨。「
3 簿記・会計で、2と同じように扱われるもの。
㋐簿記上、通貨およびいつでも通貨に換えられる小切手・送金為替手形など。
㋑キャッシュフロー計算書で、手許現金と要求払預金のこと。
4 まとまった額の金銭。げんなま。「

[派生]げんきんさ[名]
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会計用語キーワード辞典
現金
世界大百科事典 第2版
げんきん【現金】
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精選版 日本国語大辞典
げん‐きん【現金】
〘名〙
① 現にその場にある金銭。ありがね。げんなま。現銭。現銀。
※万国政表(1860)一「千八百五十一年第四月蓄財庫の見金七千九百万和蘭元」 〔新唐書‐姚璹伝〕
② 通用の貨幣。証書・手形・債権または目録などに対していう。通貨。
※会計規則(明治二二年)(1889)四五条「仕払命令持参人に仕払命令と引替にて現金を交付すべし」
③ 簿記で、通貨・小切手・送金為替手形・預金手形・郵便為替証書・振替貯金払出証書・公社債利札などの総称。
④ 金銭をその場で受け渡しすること。また、その金銭。即座に受け渡しのできる金銭。キャッシュ。現銀。
※浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)下「コリャ現銀(ゲンキン)じゃと五十両、ていしゅが前へ投出す」
※高瀬舟(1916)〈森鴎外〉「現金(ゲンキン)で物が買って食べられる時は」
⑤ (形動) めさきの利害によって、その態度や主張などをがらっと変えること。また、そのさま。現銀。
※歌謡・松の葉(1703)四・寛濶一休「一休すこし人柄で、こは現金なる御慇懃」
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