●理想気体【りそうきたい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
理想気体
りそうきたい
ideal gas
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デジタル大辞泉
りそう‐きたい〔リサウ‐〕【理想気体】
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世界大百科事典 第2版
りそうきたい【理想気体 ideal gas】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
理想気体
りそうきたい
ideal gas
ボイル‐シャルルの法則に厳密に従う気体を理想気体という。このことから理想気体は次のような条件を満足させるものであることになる。〔1〕分子間相互作用がない、〔2〕単原子分子、〔3〕有限の大きさの分子を含まない、〔4〕内部エネルギーか温度のみの関数で密度によらない。
実在の気体は多少ともこの条件から外れるが、いわゆる永久気体は理想気体に近いものといえる。実在気体も、高温、低密度条件下では理想気体からのずれは非常に小さくなる。
[山崎 昶]
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精選版 日本国語大辞典
りそう‐きたい リサウ‥【理想気体】
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化学辞典 第2版
理想気体
リソウキタイ
ideal gas
ボイル-シャルルの法則に従う気体で,分子間相互作用および気体分子自身の体積の容器の容積に対する割合が,ともに無視できるような状態にある気体をいう.したがって,液化しにくい気体がこの状態になりやすく,しかも同一気体においては,温度が高く,圧力が低いほどこの状態に近くなる.ボイル-シャルルの法則によれば,すべての気体について,圧力p,体積V,温度Tの間に
pV/T = 一定
の関係がある.一方,アボガドロの法則によれば,すべての気体は同じp,V,Tでは同じ数の分子を含む.したがって,同じ1 mol の気体については
pV = RT
の関係が成り立ち,比例定数Rは気体の種類に無関係な基本物理定数(気体定数)となる.n mol 気体については
pV = nRT.
これらの式を理想気体の(状態)式という.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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