@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

理解【りかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

理解
りかい
understanding; Verstehen
ドイツの生の哲学者 W.ディルタイが哲学的に基礎づけた解釈学の概念で,了解とも訳される。最初,彼は精神科学の方法論として説明的,構成的心理学に対して記述的,分析的心理学を提唱したが,のちそれが解釈学的に深められて,体験,表現,理解という図式をなした。理解とは,生の表現の把握,つまり生の客観化されたものの把握であり,それは単なる悟性的認識,感性的認識以上のものを意味している。彼の影響を受けた E.シュプランガーらによる「了解心理学」 verstehende Psychologie,ハイデガーの実存範疇としての「了解」がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

り‐かい【理解】
[名](スル)
物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。「理解が早い」
他人の気持ちや立場を察すること。「彼の苦境を理解する」
了解2」に同じ。
了解(りょうかい)[用法]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

りかい【理解】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

理解
りかい
Verstehen ドイツ語

了解ともいい、一般的にはある種の認識の仕方、すなわち対象として与えられたものについて、そこに含まれている内的な意味や本質を把握することである。したがって理解は、知覚や直観や表象などによる事象の認知をあらかじめ前提するにしても、それらとは異質の働きであり、また現象相互間の因果的な法則をとらえようとする説明という認識様式からもしばしば区別される。この概念を、生の哲学の立場から精神科学方法論のなかで明確にしたのはディルタイであり、彼は言語、芸術、制度などすべての歴史的、文化的な所産を精神的生の客観化されたものとみなし、理解を、これら感性的、外的に与えられた表現を媒介として生の連関を追体験とともに内的に把握することと規定して、解釈学的方法の中心に置いた。またこの概念は、マックス・ウェーバーの理解社会学、ヤスパースの了解心理学、ハイデッガーの基礎的存在論、ガダマーの哲学的解釈学などにおいて、おのおのの特色をもって使用されている。

[伊東祐之]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

り‐かい【理解】
〘名〙
① 内容、意味などがわかること。他人の気持や物事の意味などを受けとること。相手の気持や立場に立って思いやること。了解。
※百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二「Brahma なる神の形ちは四頭四手なりと言へり。〈略〉従来 incomprehensible なる理解すべからざるものなり」
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「甘木先生の名医といふ事も始めて理解する事が出来たんだが」 〔宋史‐林光朝伝〕
② 道理。わけ。また、わけを話して聞かせること。説得すること。
※浄瑠璃・絵本太功記(1799)五日「安徳寺が理解によって」
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉投機「何しろ廉蔵を理解して金を出させませう」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

理解」の用語解説はコトバンクが提供しています。

理解の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation