●琴【きん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
琴
きん
qin
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デジタル大辞泉
きん【琴】
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きん【琴】[漢字項目]

1 弦楽器の一。古代中国で、七弦のこと。「琴瑟(きんしつ)・琴線/弾琴」
2 弦楽器。また、鍵盤楽器の類。「月琴・提琴・風琴・木琴・洋琴」

[難読]琴柱(ことじ)・和琴(わごん)
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こと【琴/×箏】
2 日本で、弦楽器の総称。「琴」の字を当てたが、のち「箏」の字も用いた。琴(きん)・箏(そう)・和琴(わごん)・百済琴(くだらごと)・新羅琴(しらぎごと)などのすべてをさす。
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デジタル大辞泉プラス
世界大百科事典 第2版
きん【琴 qín】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
琴
きん
中国の弦鳴楽器(チター属長胴撥弦(はつげん)楽器)。七絃(しちげん)琴ともいう。起源は古く、周代にはすでに存在していた。漢代には、儒教の修身具として重んじられ、三国時代以降は、高度な演奏技巧を要する独奏楽器として普及した。宋(そう)代につくられた減字譜(奏法譜の一種)の発達とともに、明(みん)代には全盛期を迎えた。
日本へは奈良時代に伝来したが、平安時代末期には廃れた。当時の楽器が正倉院に残されている。その後、江戸時代に入って1677年(延宝5)に日本に帰化した明の僧心越(しんえつ)が琴楽を再興し、武家や知識層にかなり広まったが、明治時代に急速に衰え、現在では消滅同然となっている。
現在用いられる琴は、全長約125センチメートルの中空の胴をもつ。胴は、頭部が20センチメートルほどで頭部から尾部に向けて細くなり、途中に2か所のくびれをもつ。絹製の7本の弦は頭部の裏側から胴を貫通させて表板上に張り出し、尾部を覆うようにして裏側に回り、二つの糸巻で止められる。演奏には義甲(つめ)を用いず、小指を除く右手の指で頭部近くを撥弦し、左手で弦を押さえ音高を定める。胴の表面には第一弦に沿って丸い徽(き)がはめ込まれており、左手で弦を押さえる目安とする。古来より奏者自身が楽しむ楽器であるため、音量はかなり小さい。
日本では「琴」を「こと」とも読み、古くは弦楽器一般の総称であったが、現在では長胴チター(琴箏(きんそう)類)の総称として用いたり、さらに通俗的には箏のみをさす語として用いられる。しかし厳密には、「きん」という場合には、調弦のための柱(じ)を用いないものをさし、柱を用いる箏とは区別される。なお、リュート属の月琴(げっきん)は、音色が琴と似ることによって命名されたものである。
[藤田隆則]
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事典 日本の地域ブランド・名産品
琴[祭礼・和楽器]
こと
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精選版 日本国語大辞典
きん【琴】

(2)「枕草子」によると琴(きん)の奏法を修得することが、貴族女性が皇室に入内するための条件の一つであったことが知られ、藤原道長も自らの宝器贈与の一つにこの楽器を加えている。
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