●環境保全【かんきょうほぜん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
環境保全
かんきょうほぜん
environmental protection
人類は歴史を振返るとその 99%までが自然生態系内の一員としての存在であり,環境への影響もきわめて微少であった。しかし「旧人」以降人類の活動は拡大の一途をたどり,現在では地球そのものの存在さえ脅かしている。世界各地で地球環境保護のための会議が開かれているように,地球環境をどう守るかは人類史上最大の課題となってきた。地球環境問題の本質は人間活動が地球の物質,エネルギーの循環の限界をこえ,自然のシステムを破壊してしまったことにつきる。その解決の道としては,(1) 二酸化炭素の排出量規制のような「人間活動の抑制」,(2) 二酸化炭素の固定化技術やフロンの回収分解などの「技術開発」,(3) 森林保護や植林などの「環境の回復」の3点にまとめることができる。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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