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用不用の説【ようふようのせつ】

日本大百科全書(ニッポニカ)

用不用の説
ようふようのせつ
use and disuse theory

個体において頻繁に用いられる器官はしだいに大きく発達し、反対に、あまり用いられない器官はしだいに小さく衰える傾向にあるとする考え。単に用不用ともいう。ラマルクは『動物哲学』(1809)のなかで、これと獲得形質の遺伝を結び付け、新しい環境に対する生物の適応を生み出す機構の説明とした。ラマルクの進化論のこの部分が通俗化されて、用不用の説とよばれた。用不用の効果そのものは、たとえば皮膚のメラニンの合成や筋肉の大きさなどの事例にも認められる。しかし、獲得形質の遺伝が遺伝学の発展に伴って完全に否定されると、進化機構の説明としては用不用の原理もその重要性を失った。

[遠藤知二]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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