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申楽談儀【さるがくだんぎ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

申楽談儀
さるがくだんぎ
室町時代前期の能楽論書。世阿弥元清著。正しくは『世子 (ぜし) 六十以後申楽談儀』。永享2 (1430) 年成る。 60歳以後の世阿弥の芸談次男筆録したもの。過去および当時の能役者芸風逸話能作,音曲,演出など広範囲にわたって具体的に記したもので,体系的な能楽論書ではないが,貴重な芸能史料

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

さるがくだんぎ【申楽談儀】
能楽書。正しくは「世子(ぜし)六十以後申楽談儀」。世阿弥晩年の芸談を次男の元能(もとよし)が録したもの。永享2年(1430)に成立。能や、その関連諸芸能の研究資料として貴重。

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世界大百科事典 第2版

さるがくだんぎ【申楽談儀】
正しくは《世子六十以後申楽談儀(ぜしろくじゆういごさるがくだんぎ)》。能の伝書。晩年における世阿弥(ぜあみ)の芸談を次男の元能(もとよし)が筆録・整理したもの。奥書によれば,1430年(永享2)11月,元能が出家遁世するに際し,それまで父世阿弥から受けた芸道教訓を少しもなおざりにしなかった証拠としてまとめたものであるが,だれに贈ったものかははっきりしない。表題にいう〈世子六十〉すなわち世阿弥60歳は22年(応永29)に当たる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

さるがくだんぎ【申楽談儀】
世阿弥の芸談集。一冊。次男元能もとよしの聞き書きにより1430年成立。能の歴史をはじめ、他の役者の芸風・挿話、面装束、演技・演出、能作者と作能法、音曲など、具体的な事例に即して述べる。正称、世子ぜし六十以後申楽談儀。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

申楽談儀
さるがくだんぎ
能楽論書。正しくは『世子(ぜし)六十以後申楽談儀』。1430年(永享2)成立。世阿弥(ぜあみ)の晩年の芸談を次男の観世元能(もとよし)が筆録したもの。観世大夫(だゆう)を長男の元雅(もとまさ)に譲った直後のものである。当時の能楽の実際の演出や、一忠(いっちゅう)・喜阿弥(きあみ)・増阿弥(ぞうあみ)・犬王(いぬおう)・観阿弥(かんあみ)と世子(世阿弥)に至る演者、芸風から、田楽(でんがく)など能に関係のある諸芸能の実態にわたり、具体的な能楽論としての価値とともに、芸能史上もきわめて重要な資料である。[増田正造]
『『日本古典文学大系65 歌論集・能楽論集』(1961・岩波書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

さるがくだんぎ【申楽談儀】
室町前期の能楽伝書。一冊。世阿彌の談話を次男の元能が筆録。永享二年(一四三〇)成立。若干の増補がある。能の歴史や、名人の芸風・逸話、能作・演出の要点その他、広範囲の話題を語る。六〇代の世阿彌の能芸観や、当時の能の実情を伝える好著。世子六十以後申楽談儀。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

申楽談儀
さるがくだんぎ
室町中期の能楽書
世阿弥の能楽に関する秘伝を彼の2男元能 (もとよし) が記した聞書で,1430年成立。秘伝を筆録したもので系統だったものではないが,具体的な事例を中心として話が進められている点に特色をもつ。『風姿花伝』と並んで能楽研究上の重要な史料。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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