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【はたけ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


はたけ
」とも書く。湛水しないで作物を栽培する耕地。日本では耕地は水田と畑に大別し,畑を普通畑,樹園地,牧草地に分ける。 1991年の農林水産省の耕地調査によると,総耕地面積は 520万 5000haで,畑は 238万 ha,うち普通畑は 126万 6000万 ha,樹園地 46万 4000ha,牧草地 64万 9000haとなっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

はた【畑/×畠】
はたけ。「―に出る」「―作農業」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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はたけ【畑/×畠】
野菜や穀類などを作る農耕地。水田に対して、水を入れない耕地をいう。はた。
専門とする領域・分野。「法律―」
母親の腹。また、出生地。「―の違う兄弟」
[補説]「畑」「畠」は国字。
[下接語](ばたけ)梅畑・お花畑桑畑段段畑茶畑花畑麦畑

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世界大百科事典 第2版

はた【畑】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)


はたけ

作物を栽培する土地で湛水灌漑(たんすいかんがい)しないもの。水田あるいは田に対する語。古い時代には草原や山林に火を放って焼いた土地に作物を栽培したので火田といい、それから畑の字がつくられた。畠(はたけ)も水田に対する白田からつくられた合字で、畑とともに国字である。畑は作物を生産する経済的基盤条件であり、作物栽培にとっては環境条件である。この両条件の組合せによって、畑に栽培する作物の種類、品種、栽培方法が決められる。

[星川清親]

種類

ムギ類・アワ・キビ・トウモロコシなどの穀類、マメ類、イモ類、ワタなどを栽培するものを普通畑、野菜類を植える野菜園、リンゴ・ミカン・ブドウなど果樹を栽培する果樹園(樹園地)、牧草をつくる牧草地などに分けられる。畑はまたその立地する地形によって平地畑(ひらちばた)、傾斜畑、段畑(だんばた)などとよび、耕土の質により沖積畑、洪積畑などに区別することもある。開墾してまもない畑は開墾畑、これに対し長年畑として耕土を培養し有機質含量が増えて生産力が高い畑を熟畑(じゅくばた)という。畑は毎年あるいは一年中を通して作物栽培に使うほか、年によって作物栽培を行わずに地力を養うこともある。前者を連作畑といい、作物の種類を次々にかえるものを輪作畑という。後者の状態にある畑は休閑畑といい、とくにヨーロッパで発達した三圃(さんぽ)式あるいは四圃式輪作農法の特色として有名だが、現在では肥料の普及や管理技術の発達によってほとんどみられなくなった。また水田を排水して畑にしたものを転換畑といい、数年ずつ水田としたり畑としたりして交替に使う方式で畑状態にあるものを輪換畑という。なお最近わが国では水田の作付けを制限する政策によって水田を畑化し、イネ以外の作物を植えさせているが、この畑は転作畑とよばれている。苗床も畑の一部であるが、この場合苗を定植する畑を本畑(ほんばた)とよぶ。なお古い時代には焼畑によって一ないし短年間作物を栽培しては、また他の土地を焼畑にして移る地力の略奪農法が行われた。焼畑はいまでも東南アジア山岳地帯で行われ、日本の一部でもこの遺風がみられる。現在の生産力の高度化した畑では、ダム、用水、スプリンクラーなどの灌漑施設や農道などが整備されている。

[星川清親]

作土と心土

畑は普通表面の作土とその下の心土とに分かれる。作土は鍬(くわ)や犂(すき)によって耕され、石などの障害物が除かれ、土壌は膨軟(ぼうなん)になり、作物の根の発達に適するように管理されている。有機物や肥料が混入され、作物の根は作土から養水分を供給される。作土の深さは普通20~50センチメートルであるが、ナガイモ、ゴボウなどを生産する畑では火山灰土堆積(たいせき)地や河川沿いの圷(あくつ)(土砂が河川の流れによって厚く堆積した土地)などを利用して作土が1メートルほどもある。日本の畑は火山灰性の酸性の強い土壌が多く、普通は石灰などの施用で水素イオン濃度(pH)を調整する必要がある。心土は耕されないが地下水によって作土へ水を供給し、また根の一部は心土へも侵入する。近年大型作業機械による耕作が行われるようになったので、重力によって心土の上部に堅い耕盤が形成される。そのためときどき心土耕をして耕盤を破砕し、根の侵入や透水性を改良する。地下水位の高い畑は排水が悪く、作物に湿害を与え、地下水位の低い畑では干魃(かんばつ)がおこりやすい。

[星川清親]

農業生産と畑

世界の耕地・永年作物地面積は1996年の15億1031万6000ヘクタールをピークに減少し、1999年現在は15億0145万2000ヘクタールあり、そのほか永年牧草地、森林、不毛の土地などが115億4906万4000ヘクタールある。世界人口の激増による食糧や農業生産物の需要増加にこたえて、近年は耕地・永久作物地面積が増加し続けてきた。しかし経済的に開拓可能な土地は残り少なくなり、いままでのように面積を増加させることは困難になってきた。アメリカ大陸やアフリカなどの一部では畑の砂漠化や荒廃も進んでいる。将来は既存の土地の改良によって生産力の増強を図ってゆかなければならない。日本の畑の面積は218万9000ヘクタール(2000)で、内訳は普通畑(野菜園も含む)118万8000ヘクタール、樹園地35万6400ヘクタール、牧草地64万4700ヘクタールである。日本の全耕地面積は483万ヘクタールであるが、うち264万1000ヘクタールが水田であり、畑面積は水田面積よりも少ない。これは、昔から日本の農業が水稲作を主体としたために、水田にできる立地条件の土地はほとんど水田にされ、それが困難な土地だけが畑とされたためである。このように日本では畑作はつねに水稲の副次的な位置に置かれ、生産力が劣り経済的生産性も弱かった。このため近年外国からの畑作物の輸入増加に対抗することができず、畑作は著しく衰退した。そして都市近郊の畑は工場、住宅などの用地にかわるものが多くなっている。畑作がもっとも大面積に発達しているのは北海道で、ついで関東地方、九州地方などが地形的に畑作地帯として発達している。

[星川清親]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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