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畜舎【ちくしゃ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

畜舎
ちくしゃ
stable; barn
家畜を飼養する建築物のこと。家畜管理の能率化と自然の気象から家畜を保護することとの2つの役割をもつ。したがって畜舎の要件は,位置,方角通風採光換気保温が良好で,給餌,掃除の管理や衛生管理に適切な設備が整っていることである。牛舎様式が単屋式からスタンチョン式,追込み式に変遷したのも,管理の経済性を増進させると同時に,家畜の生物学的,物理学的環境の制御を向上させようとする環境の合理化を示している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ちく‐しゃ【畜舎】
家畜を飼育するための建物

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ちくしゃ【畜舎 barn】
家畜を収容して飼育するための建物。1945年ころまでの日本において,牛馬は主として役畜として飼育されており,飼育規模はひじょうに零細であった。したがって,当時は畜舎というよりもむしろ牛小屋馬小屋などと呼ぶにふさわしいものであった。また,ウマが中心に飼われていたので厩舎(きゆうしや)とも呼ばれた。しかしながら第2次大戦後,乳,肉,などの生産物を得るための用畜の飼育が盛んになり,さらに1960年ころからは農業基本法や高度経済成長の影響で急速にウシブタ,ニワトリなどの飼育頭羽数が増加し,規模拡大が進展した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちくしゃ【畜舎】
家畜を飼う建物。家畜小屋。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

畜舎
ちくしゃ
家畜を収容し飼育する建物で、いろいろな付属施設と組になって、畜舎としての機能を果たす。畜舎は家畜の種類別に飼育目的に応じた構造を備えているが、一般に環境性、作業性、経済性、安全性および社会性の諸要件を満たす必要がある。畜産経営は家畜の生産性に依存するので、できるだけ各家畜に適した環境を備え、自然災害や危険から家畜を守ってその安全性を確保し、家畜の排出物の処理や騒音防止に留意して周辺環境への悪影響を防止した畜舎が望ましい。またこれらの諸管理が効率よくできる作業性を重視した構造と施設の配置されたものでなければならない。しかし、以上の諸要件を満たすためには過大な建設費を投資することになり、利益の低下を招くので、一般には家畜の生産性に大きな影響を及ぼさない許容範囲内(生産環境限界)で、経済性を考慮した畜舎が建てられる。具体的には暑熱、寒冷および有害物から家畜を守るために、日射制御、通風と遮風、換気、除塵(じょじん)と消毒に留意する。家畜の種類別に牛舎、豚舎、鶏舎などがあり、種別目的に応じて、さらに細分化する。
 牛舎は、品種、性別、発育段階および生産目的により、乳牛舎、肉牛舎、種雄牛舎、哺育(ほいく)・育成牛舎、搾乳牛舎、繁殖牛舎に区別され、それぞれ独立に建てる場合と、2種以上を一棟にまとめる場合とがある。その収容方式により、つなぎ飼い式、小さい囲いに放つ牛房式(追い込み式)、広い囲いに放す放し飼い式(解放式)牛舎の別がある。搾乳牛舎はスタンチョンストールとよばれる首かせを用いたつなぎ飼い方式が一般的で、肉牛は追い込み方式で飼われる。
 豚舎は、目的によって肥育豚舎、繁殖豚舎、繁殖・肥育豚舎に分けられ、繁殖豚舎は分娩(ぶんべん)豚舎、繁殖雄(おす)豚舎、繁殖雌(めす)豚舎に細分される。また収容方式によって豚房式とケージ式に分けられる。ブタでは多頭飼育の糞尿(ふんにょう)処理が問題になるので、ケージの床の構造、排糞場所の設定にもくふうがなされている。
 鶏舎には平面飼育鶏舎と立体飼育鶏舎があり、収容するニワトリの成長段階や飼育目的により育雛(いくすう)舎、採卵鶏舎、ブロイラー舎、種(しゅ)鶏舎に区分される。立体飼育にはケージ飼育とバタリー飼育があり、現在はほとんどケージ飼育で、採卵用、ブロイラー用ともに壁面構造によって開放式と無窓式の区別がある。後者では照明時間も人工的に完全に制御できる。給餌(きゅうじ)、給水、集糞も自動化され、1人で管理する羽数が著しく増大している。[西田恂子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちく‐しゃ【畜舎】
〘名〙 家畜を飼養する建物。
※日蝕(1948)〈石上玄一郎〉五「家畜のゐない畜舎の間を歩き廻って」

出典:精選版 日本国語大辞典
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