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病院【びょういん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

病院
びょういん
hospital
傷病者を収容して診断,治療する施設をいい,外来患者に対しては診療所役割もする。医療法では,医師または歯科医師が,公衆または特定多数人のために医業や歯科医業を行なう場所で,20ベッド以上の収容施設をもつものを病院とし,医師,看護師,その他の従業員などの数,施設の種類などが省令で定められている。病院の開設には,すべて都道府県知事の許可が必要である。各科を診療し,100ベッド以上の収容施設をもつ病院は総合病院といわれる。国立病院機構や都道県,市町村などが開設する公的医療機関としての病院もある。また各種の病床をもつ一般病院に対して,結核,精神病,感染症など特定の患者だけを扱う特殊病院もある。病院という名は,日本では明治1 (1868) 年東京に設立された「大病院」が始まりとされている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

びょう‐いん〔ビヤウヰン〕【病院】
患者を収容し、医師または歯科医師が診察・治療を行う施設。医療法では入院用ベッド数が20以上あるものをいい、19以下のものを診療所とする。

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監修:松村明
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デジタル大辞泉プラス

病院
日本のテレビドラマ。放映はNHK(1996年10月~11月)。全3回。脚本:佐伯俊道。主題歌小椋佳。出演:中村雅俊、ジェームス三木、風間トオルほか。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

びょういん【病院 hospital】
日本では,医療法により病院とは,〈医師又は歯科医師が,公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業をなす場所であって,患者20人以上の収容施設を有するもの〉で,〈傷病者が,科学的で且つ適正な診療を受けることができる便宜を与えることを主たる目的として組織され,且つ,運営される〉施設とされている。一方,世界保健機関(WHO)の医療組織専門委員会は,病院の定義として,〈医療組織と社会組織の統合されたものであり,その機能は全住民に治療および予防の完全なヘルスケアを提供するもので,その外来患者サービスは,その家族のことや家庭環境にまで及ぶもので,さらに各種医療従事者や生物学的・社会学的研究者の養成訓練センターでもある〉と述べられている。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

病院
びょういん
hospital

医師または歯科医師が医療の提供を行う場所であり、患者を収容するための病床(ベッド)をもつ施設をいう。医療法では、「医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であつて、20人以上の患者を入院させるための施設を有するものをいう。病院は、傷病者が、科学的でかつ適正な診療を受けることができる便宜を与えることを主たる目的として組織され、かつ、運営されるものでなければならない」と定義されている(同法1条の5)。病床数が19床以下の医療提供施設は診療所とよばれる。病院数は、2018年(平成30)の時点では、8372施設であり、減少傾向が続いている(厚生労働省平成30年医療施設調査)。

 病院の種類には、精神科病院、一般病院(精神科病院以外の病院。1998年までは伝染病院、2012年までは結核療養所を除く)がある。その内訳は、一般病院7314施設、精神科病院1058施設である。開設者による分類をみると、医療法人が5764施設ともっとも多く、公的医療機関が1207施設、国が324施設、個人が187施設となっている(厚生労働省平成30年医療施設調査)。医療法では、「一般病院のうち、所定の要件を満たした病院は、特定機能病院、地域医療支援病院と称することができる」とされている(同法4条)。

 特定機能病院とは、高度の医療の提供、高度の医療技術の開発と評価、高度の医療に関する研修などの役割機能をもつ病院として厚生労働大臣の承認を得た病院である。2019年(令和1)6月時点で86施設である。

 地域医療支援病院とは、地域の第一線の地域医療を担う「かかりつけ医」などを支援する能力を備え、地域医療の確保を図る病院としてふさわしい構造設備等を有する病院である。具体的には、紹介患者に対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)、医療機器の共同利用の実施、救急医療の提供、地域の医療従事者に対する研修の実施、病床数200床以上などの要件が定められている。2018年10月の時点の施設数は604施設である(厚生労働省平成30年医療施設調査)。

 2019年8月現在、厚生労働省の「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」において、特定機能病院については、ガバナンス体制の強化、承認後の更新制の是非、第三者による評価受審を含めた承認要件の見直しの検討が進められている。地域医療支援病院については、医師の少ない地域を支援する役割の追加、二次医療圏のあり方や「地域医療構想」を踏まえ、地域でかかりつけ医等を支援するために必要とされる機能の見直しの検討が進められている。

 病院の職員(医療従事者)は国家資格などを必要とするものが多く、法令に基づき、業務独占(無資格者が、その業務を行うことの禁止)、名称独占(無資格者が、資格の名称または紛らわしい名称を使用することの禁止)が認められている。

 医療従事者のおもな職種としては、以下のようなものがあげられる。医師、保健師、助産師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、臨床工学技士、救急救命士、医療ソーシャル・ワーカー(MSW)、社会福祉士、精神保健福祉士(PSW)、臨床心理士、診療情報管理士、医療事務など。歯科をもつ病院の場合には、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士などである。

 医師の指示のもと、各専門職はそれぞれの役割に応じて診療にあたることになるが、良い医療のためには「チーム医療」が重要とされている。チーム医療とは、医師が看護師や他の専門職と協力し、各専門職の知識や技能を生かしながら患者の診療にあたることであり、近年では、患者や家族もチームの一員として診療に協力することが必要(患者の医療参加)という考え方も広まりつつある。

 医師や看護師など有資格者には、診療に際し、知りえた患者の情報に関する守秘義務規定が法的に定められている。また、病院の職員には医の倫理、職業倫理が強く求められており、医療の質と安全の確保に向けた努力が求められている。

[前田幸宏 2020年2月17日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

びょう‐いん ビャウヰン【病院】
〘名〙 医師が患者の治療をするための施設で、病室を有するもの。法律では、医師または歯科医師が公衆または特定多数の人のために医療または歯科医療を施す場所で、患者二〇人以上の収容施設をもつもの。収容施設が患者一九人以下の場合の医院・診療所などと区別される。
※紅毛雑話(1787)一「病院 同国中にガストホイスといふ府あり、明人病院と訳す」
[語誌]もとは中国明代末にヨーロッパから渡来したキリスト教宣教師による漢訳語。日本へは、蘭学者によって、近世後期に紹介され、次第に広まるようになった。

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