●癌腫【ガンシュ】
デジタル大辞泉
がん‐しゅ【×癌腫】
皮膚の表皮、消化管の粘膜、肝臓といった上皮性細胞から生じた悪性腫瘍(しゅよう)。癌化した細胞が増殖・浸潤・転移し、進行すると疼痛が激しく、全身状態が悪化する。発生部位により、胃癌・肺癌・乳癌などとよぶ。癌。→肉腫
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世界大百科事典 第2版
がんしゅ【癌腫】
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精選版 日本国語大辞典
がん‐しゅ【癌腫】
〘名〙
① 上皮組織から発生した悪性腫瘍(しゅよう)。肉腫とともに癌と総称されている。癌細胞が互いに密接して固まり、線維や粘液物質などが取り巻いて蜂窩状構造をなす。〔医語類聚(1872)〕
② 比喩的に、ある機構や組織の中で大きな障害となっているもの。癌。
※兆民文集(1909)〈中江兆民〉放言「社会の癌腫たる条約改正事件に就て」
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