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発色現像【はっしょくげんぞう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

発色現像
はっしょくげんぞう
colour development
カラー写真現像焼付けに使われる色彩像を得るための現像法。普通,カラーフィルムには3種の乳剤層が塗られており,露光するとそれぞれが三原色のうちの1色の光に感じるようになっている。これをパラフェニレンジアミン誘導体を主薬とする発色現像液で処理すると,3層の潜像を現像すると同時に,それぞれの層中の三原色の発色剤は現像によってできた酸化物と反応して色素画像を形成し,潜像に応じた色彩像が得られる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

はっしょくげんぞう【発色現像 colour development】
カラー写真画像を作り出す方法の一つ。もっとも成功している方法で,現在市販されているカラーネガフィルム,カラースライド用フィルム,カラー印画紙,映画用カラーフィルムなどは,いずれも発色現像によっており,これによらないカラー写真材料はインスタントカラーフィルム(インスタントフォトグラフィー),ダイカラープリント銀色素漂白法によるカラープリント(あるいはフィルム)など,わずかなものに限られる。このため,発色現像は,しばしばもっと広い意味をもつ〈カラー現像〉と同義に用いられることも多い。

出典:株式会社平凡社
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化学辞典 第2版

発色現像
ハッショクゲンゾウ
color development

ハロゲン化銀写真乳剤を,感光後,現像するときに現像銀の部分に色素を形成させる過程をいう.通常,現像主薬の酸化生成物と,カプラーとよばれる有機化合物とを反応させて色素をつくる.現像主薬としてはp-フェニレンジアミン系化合物がよく使われ,カプラーとしては活性メチレン化合物,フェノール類,芳香族アミン類が用いられる.カプラーを乳剤中に含む形式と現像液中に含む形式があり,それぞれ内型,外型発色とよばれる.3層に乳剤を重ねたカラーフィルムでは,ごく一部の反転フィルム以外はすべて内型である.外型は3層を別々に現像しなくてはならないが内型は同時に現像できる.現像後,残ったハロゲン化銀と生成した現像銀は化学的に除去される.乳剤が3層構成のカラー感材では,各層が感光する色の補色にあたる色素が生成される.また,カプラーの隣層への拡散を防ぐため,種々の工夫がなされる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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