@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

発見学習【はっけんがくしゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

発見学習
はっけんがくしゅう
discovery method, heuristic learning
発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』で体系的に提起したものをさす。問題発見能力の育成,内発的動機づけ,発見の仕方の学習,記憶の保持を特徴とし,課題の把握,仮説の設定,仮説の精錬,仮説の検証,まとめ,という過程によって構成される。発見学習は個性の開発と主体的学習の形成につながるが,発見にいたる過程を教師が誘導せねばならず,この教師の指導的役割をどう位置づけるかが大きな問題となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ナビゲート ビジネス基本用語集

発見学習
学習すべきことを、教師(講師)の説明によって教わるのでなく、学習者が自らの発見によって学習していく学習方法。 受動的な学習方法に比べ、内発的な動機づけが促進され応用力も高まるとされているが、効果の有無は学習内容や対象者のレベルなどにもよる。

出典:ナビゲート
Copyright (C) 1999 - 2010 Navigate, Inc. All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版

はっけんがくしゅう【発見学習】
知識や真理を生徒に習得させる場合、発見の過程を各自に経験させる学習方法。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

最新 心理学事典

はっけんがくしゅう
発見学習
discovery learning
ブルーナーBruner,J.S.により提唱された教授・学習法である。学校での授業は,習得すべき知識をどのように学習させるか,その学習法を教師が教えるのか,および学習者がそれを主体的に見いだすのかの観点から受容学習と発見学習に大別できる。すなわち教師が授業を通して教師主導でそこで習得すべき知識を伝達し,学習者がそれを受容し学習していく教授・学習方法は受容学習reception learningとよばれる。これに対して発見学習は,学習者が能動的にその知識の生成過程をたどることにより,知識を発見し学習する学習法である。学習者が自分で学習すべき知識を発見できるように教師が学習課題を提供するものであり,学習者が仮説を立ててそれを検証しながら法則や概念を発見していく学習法である。

 発見学習の基本的な過程は次のようなものである。⑴課題の把握 問題場面において,解決すべき課題を明確にとらえる段階。問題に接したとき,自分のもつ知識では理解できない,「なぜ」という問題意識がこの後の思考を推進する動機づけとなる。⑵仮説の設定 すでにわかっていること,知っていること,さらにはそこで得られた新たな情報に基づき,問題解決を予想し,仮説を設定する。⑶仮説の検証 仮説を,そこでの事実と照合しながら,論理的思考によりより洗練された仮説へと導いていく。⑷発展 こうして発見した法則や概念を適用して別の問題を解決する。

 発見学習の長所として,以下のような点が挙げられる。まず,学習過程そのものにも特徴が現われているように,学習内容のみならず,考え方といった知的操作力の獲得もめざすものであるため,応用力,活用力が形成される。次に,学習を通して能動的に探究する態度が形成され,解決が得られるとその発見の喜びから,内発的動機づけを高めることができる。さらに,そのようにして獲得された知識の保持は高まり,かつ利用可能性が高まる。まさに,「自ら学ぶ力」を育成する学習法といえる。

 これに対して,次に挙げるような短所や注意点があることも忘れてはならない。学習者自らが知識を生成していくため,学習に時間と労力を要する。高度な仮説設定や仮説検証の能力が学習者に必要である。つねに望ましい結果へ到達するとは限らない。学習内容についてある程度の知識がなければ学習できない。

 発見学習は,学習者が主体的に学習を進めていくものであるが,授業の計画そのものは教師が立てるものである。そのため,教材の精選,構造化だけでなく,以下の点にも配慮し,入念な準備をしておかなければならない。まず,そこで学習する知識に対する興味・関心や,仮説を設定しそれを検証しながら知識を生成していくという学習活動そのものに対する興味・関心を喚起するように,学習課題の提示の仕方を工夫する必要がある。次に「自分も頑張れば発見できるはずだ」という発見学習に対する自己効力感を育成し,意欲的に発見学習に取り組むことができるようにしておくことも必要である。さらに,仮説設定や仮説検証の能力を高めておくことも必要である。そして,そこでの仮説設定や仮説検証において必要な知識を保有しているか否かを事前に把握し,知識の不十分な学習者に対しては知識を補うことが求められる。 →教授学習 →プログラム学習 →有意味受容学習
〔岡 直樹〕

出典:最新 心理学事典
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

発見学習」の用語解説はコトバンクが提供しています。

発見学習の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation