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白山(市)【はくさん】

日本大百科全書(ニッポニカ)

白山(市)
はくさん

石川県南部にある市。2005年(平成17)、松任市(まっとうし)、石川郡美川町(みかわまち)、鶴来町(つるぎまち)、河内村(かわちむら)、吉野谷村(よしのだにむら)、鳥越村(とりごえむら)、尾口村(おぐちむら)、白峰村(しらみねむら)が合併して成立。市域は白山の北西麓(ろく)、手取川(てどりがわ)の流域に展開、同川の谷口(鶴来地区)から河口にかけて扇状地(金沢平野)が開ける。鶴来地区以南は大部分が山地。中心街区は鶴来以北で、平野部をJR北陸本線、国道8号(北陸街道の後身)、加賀産業開発道路(県道22号)、北陸自動車道が通じ、白山、美川の2インターチェンジがある。山間部へは手取川沿いに国道157号が走り、福井県に抜ける。同道の整備で、冬は交通途絶地であった深雪山村への通行が可能となった。岐阜県に抜ける白山白川郷ホワイトロードも通じる。

 横江町(よこえまち)には818年(弘仁9)に奈良東大寺に施入(せにゅう)された横江荘の荘家跡(国指定史跡)があり、河内には白山の開祖、泰澄(たいちょう)が止宿したと伝える宿ノ岩(しゅくのいわ)遺跡がある。谷口集落の鶴来は白山信仰の参拝路の一つとして古代より開け、中世以降は加賀一宮(いちのみや)白山比咩(しらやまひめ)神社、金劔宮(きんけんぐう)などの門前町としてとして発展。現在も金沢市と鶴来駅とを北陸鉄道石川線が結ぶ。戦国期、松任城は鏑木氏をはじめ、一向一揆の有力指導者が拠ったが、1580年(天正8)に佐久間盛政・柴田勝家らによって陥落した。その後、前田利長(のちの初代金沢藩主)らが在城したが、1614年(慶長19)頃廃城になったという。鳥越城(城跡は国指定史跡)は、一向一揆の最後の砦となった。近世、灌漑用水の発達により扇状地の開発が進んで水田が開け、松任町は北陸街道の宿場町として商工業が発展した。手取川河口の美川地区は古代からの港町で、近世は北前船(きたまえぶね)が寄港する本吉湊(もとよしみなと)が栄えた。近年、米作農業のほか、プラスチック、機械、織物工業、硬質陶器などの工業が発達。一方で金沢市のベッドタウンとして住宅地化も進んでいる。岐阜県境一帯は白山国立公園域で、白山への登山客で賑わい、鳥越大日スポーツランド、白山温泉、中宮温泉、美川温泉、手取温泉などへの観光客も多い。面積754.93平方キロメートル、人口10万9287(2015)。

[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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