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白浪物【シラナミモノ】

デジタル大辞泉

しらなみ‐もの【白浪物】
盗賊を主人公とした歌舞伎講談などの総称。「白浪五人男」など。幕末期に流行し、河竹黙阿弥はその代表的作者白浪狂言。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しらなみもの【白浪物】
歌舞伎,講談などの作品の一系統。白浪とは盗賊異名で,後漢の末,黄巾賊の余党が西河の白波谷に隠れて,財宝略奪を事としたのを,時の人が白波賊と呼んだ故事からきており,盗賊を主人公とする。幕末の講釈師,松林伯円(しようりんはくえん)がこの種の講談を得意としてしきりに口演し,時流に乗って人気を博して,世に〈泥棒伯円〉と称された。これを歌舞伎にとりこんだのが河竹黙阿弥である。黙阿弥は提携した4世市川小団次の柄(がら)や芸風に合わせて,1854年(安政1)の《都鳥廓白浪(みやこどりながれのしらなみ)》をはじめ《鼠小紋東君新形(ねずみこもんはるのしんがた)》《網模様灯籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)》《小袖曾我薊色縫(こそでそがあざみのいろぬい)》《三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)》《勧善懲悪覗機関(かんぜんちようあくのぞきがらくり)》《船打込橋間白浪(ふねへうちこむはしまのしらなみ)》など,傑作・佳作を続々と書いて白浪作者の異名を得,小団次も白浪役者と呼ばれた。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

しらなみ‐もの【白浪物】
〘名〙 盗賊を主人公にしたてた講談、歌舞伎などの総称。河竹黙阿彌はその代表的作家であり、「白浪五人男」「白浪五人女」などがある。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

白浪物
しらなみもの
江戸後期,盗賊を主人公とする歌舞伎の演目の総称
河竹黙阿弥の『白浪五人男』が有名。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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