●白血球【はっけっきゅう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
白血球
はっけっきゅう
leukocyte
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デジタル大辞泉
はっ‐けっきゅう〔ハクケツキウ〕【白血球】
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栄養・生化学辞典
白血球
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世界大百科事典 第2版
はっけっきゅう【白血球 leucocyte】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
白血球
はっけっきゅう
血液中に含まれる有形成分の一つ。白血球の数は血液1立方ミリメートル当り6000~8000個で、赤血球数の500ないし1000分の1ほどである。しかし、その種類は豊富で、原形質内に顆粒(かりゅう)をもった顆粒白血球として中性好性、酸好性、塩基好性白血球があり、無顆粒白血球としてリンパ球、単核細胞がある。そのうち、中性好性白血球(好中球)が全体の約60%、リンパ球が30%を占める。白血球の働きは生体の防御作用にある。その作用の第一は、侵入した細菌、異物などを貪食(どんしょく)することである。このため、白血球は目的の場所までアメーバ運動によって到達しなければならない。この性質を遊走性といい、中性好性白血球がとくに優れている。一方、単核細胞は遊走性は鈍いが、細菌を貪食する力は中性好性白血球の10倍もある。したがって、前者は急性、後者は慢性感染のときによく増えるという特徴がある。第二の白血球の働きは、免疫による生体の防御作用である。これはリンパ球の働きによる。そのうちTリンパ球(T細胞)とNK細胞は細胞免疫によって、直接侵入した外敵やウイルス感染した細胞を攻撃する。一方、Bリンパ球(B細胞)は免疫グロブリンをつくることによって、細菌、毒素などの作用を無力化する。免疫グロブリンにはIgM, IgG, IgA, IgD, IgEの5種類がある。このように、白血球は生体を防衛するうえでたいせつな成分であるから、白血球数が1立方ミリメートル当り5000以下になると危険な状態となる。とくに、顆粒白血球減少症の場合、2000以下となると身体の抵抗が極度に衰え、死亡率が高くなる。白血球は、血管内からどんどん組織に出ていくため、その寿命を正確に測定することは困難であるが、一般には、顆粒白血球で10日前後、リンパ球の大部分は100~200日、一部は3~4日と推定されている。
[本田良行]
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精選版 日本国語大辞典
はっ‐けっきゅう ハクケッキウ【白血球】
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