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白血球【はっけっきゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

白血球
はっけっきゅう
leukocyte
血液の細胞成分の一つ。白色に見えるためにこの名がある。骨髄に由来する顆粒球単球,リンパ組織に由来するリンパ球の3種がある。顆粒球はさらに好中球好酸球好塩基球に分れ,外界から体内に侵入する細菌異物に対して,食作用により防御役割を果している。リンパ球は大,小リンパ球またはB,T細胞に分れ,抗体を作り出す働きによって免疫に重要な役割を果している。3者の割合は,顆粒球 60~70%,リンパ球 20~30%,単球5%。成人の白血球総数は,血液 1mm3あたり 5000~8000である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

はっ‐けっきゅう〔ハクケツキウ〕【白血球】
血液を構成する成分の一。骨髄リンパ節などでつくられ、形は不定でがあり、生体の防御に関与。顆粒性(かりゅうせい)の好酸球好中球好塩基球などと、無顆粒性のリンパ球単球などに分けられる。顆粒白血球と単球は遊走性があり、食作用によって侵入した細菌・異物などを消化分解する。リンパ球はその細菌などの抗原に対して抗体をつくり、免疫作用をもつ。WBC(white blood cell)。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

白血球
 血球のうち,赤血球と血小板を除く細胞.核を有する.リンパ球などが含まれる.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

はっけっきゅう【白血球 leucocyte】
白血球とは赤血球に対比した呼称で,呼吸色素をもたない血球の総称である。多くの白血球はその胞体内に顆粒(かりゆう)をもち,その染色性から好酸性好塩基性,ヘテロフィルおよび好中性白血球と呼ばれている。無脊椎動物の白血球は,脊椎動物のそれらと同じく貪食能をもち,胞体内の顆粒は個体防御機構になんらかの形で役だっていると考えられている。無脊椎動物では白血球は間葉組織からランダムに産生され,消滅すると考えられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

はっけっきゅう【白血球】
血液の有形成分の一。骨髄・脾臓・リンパ節で作られる。赤血球より大きく、無色で核があり、顆粒白血球(好中球・好酸球・好塩基球)・リンパ球・単球に分けられる。活発に活動し、好中球や単球は細菌や異物を食菌し、リンパ球は免疫に関与する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

白血球
はっけっきゅう
血液中に含まれる有形成分の一つ。白血球の数は血液1立方ミリメートル当り6000~8000個で、赤血球数の500ないし1000分の1ほどである。しかし、その種類は豊富で、原形質内に顆粒(かりゅう)をもった顆粒白血球として中性好性、酸好性、塩基好性白血球があり、無顆粒白血球としてリンパ球、単核細胞がある。そのうち、中性好性白血球(好中球)が全体の約60%、リンパ球が30%を占める。白血球の働きは生体の防御作用にある。その作用の第一は、侵入した細菌、異物などを貪食(どんしょく)することである。このため、白血球は目的の場所までアメーバ運動によって到達しなければならない。この性質を遊走性といい、中性好性白血球がとくに優れている。一方、単核細胞は遊走性は鈍いが、細菌を貪食する力は中性好性白血球の10倍もある。したがって、前者は急性、後者は慢性感染のときによく増えるという特徴がある。第二の白血球の働きは、免疫による生体の防御作用である。これはリンパ球の働きによる。そのうちTリンパ球(T細胞)とNK細胞は細胞免疫によって、直接侵入した外敵やウイルス感染した細胞を攻撃する。一方、Bリンパ球(B細胞)は免疫グロブリンをつくることによって、細菌、毒素などの作用を無力化する。免疫グロブリンにはIgM, IgG, IgA, IgD, IgEの5種類がある。このように、白血球は生体を防衛するうえでたいせつな成分であるから、白血球数が1立方ミリメートル当り5000以下になると危険な状態となる。とくに、顆粒白血球減少症の場合、2000以下となると身体の抵抗が極度に衰え、死亡率が高くなる。白血球は、血管内からどんどん組織に出ていくため、その寿命を正確に測定することは困難であるが、一般には、顆粒白血球で10日前後、リンパ球の大部分は100~200日、一部は3~4日と推定されている。[本田良行]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はっ‐けっきゅう ハクケッキウ【白血球】
〘名〙 血球の一つ。呼気色素をもたない有核細胞の総称。広く動物に分布している。発生および顆粒の染色性から脊椎動物では、リンパ球・単核白血球・好中性白血球・好エオジン性白血球・好塩基性白血球などに分類し、骨髄・脾臓・リンパ節で生成される。食作用、免疫作用などの生体防御が主な機能である。白血球数の分布は動物により異なり、ヒトでは一立方ミリメートル中五〇〇〇~九〇〇〇だが、いろいろな環境変化によって変動しやすい。〔医語類聚(1872)〕

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