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白金【しろがね】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

白金
しろがね
東京都港区南西部の住宅地区。山手台地上に位置し,北部古川にのぞむ。西部の国立自然教育園 (面積約 20万m2。 1949年開園) は,中世勢力をはった白金長者の屋敷跡といわれ,その後白金御料地となり,1959年史跡および天然記念物に指定された。園内はを配して武蔵野面影を残し,自然観察の好適地。庭園美術館,聖心女子学院,明治学院大学,北里大学,東京大学医科学研究所などがあり,文教地区でもある。

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白金
はっきん
platinum
元素記号 Pt,原子番号 78,原子量 195.078。周期表 10,ニッケル族元素に属する。地殻および海水中の平均含有量はまだ明らかではない。ロシアのウラル地方,南アフリカ共和国,カナダなどで,遊離の状態あるいは他の鉄族,コバルト族,ニッケル族元素に属する白金族元素との合金として産出される。単体銀白色金属で展性,延性に富む(→塑性)。硬度 4.3でより硬い。融点 1774℃,比重 21.4。化学的に安定で空気中ではさびない。赤熱状態で水素を吸収,冷却しても水素を放出しないが,真空中で赤熱,冷却すると水素を放出する。膨張率はガラスにほとんど等しく,ガラスとの接合が可能。に対し安定であるが,王水と反応して溶ける(→塩化白金)。金属として度量衡原器抵抗温度計,るつぼなどに用いられ,また,プラチナ粉末あるいは白金海綿として触媒に用いられる。装飾用貴金属,歯科用材料,電極接点などとしても重要で,用途は広い(→貴金属合金)。

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デジタル大辞泉

はっ‐きん〔ハク‐〕【白金】
白金族元素の一。単体は銀白色の金属。展延性に富み、高温で熱しても変化せず、王水以外の酸には溶けない。水酸化アルカリと熱すると侵される。酸化・還元触媒やるつぼ・電極・理化学用器械・装飾品などに用いる。比重21.5。元素記号Pt 原子番号78。原子量195.1。プラチナ。

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世界大百科事典 第2版

はっきん【白金 platinum】
周期表元素記号=Pt 原子番号=78原子量=195.08±3安定核種存在比 190Pt=0.0127%,192Pt=0.78%,194Pt=32.9%,195Pt=33.8%,196Pt=25.2%,198Pt=7.19%融点=1772℃ 沸点=3827℃比重=21.45電子配置=[Xe]4f145d96s1 おもな酸化数=II,IV周期表第VIII族,第6周期(重白金族)に属する金属元素。俗にプラチナplatinaともいう。

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しろがね【白金】

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大辞林 第三版

はっきん【白金】
10 族(白金族)に属する遷移元素の一。元素記号 Pt  原子番号78。原子量195.1。比重21.4(摂氏20度)。銀白色の金属。展性・延性に富む。化学的に安定で王水以外の酸に不溶。酸素・水素を吸収して酸素・水素が活性化するので酸化還元触媒として用いられる。また抵抗温度計・坩堝るつぼ・電気炉・電極・装飾用貴金属として用いられる。プラチナ。

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精選版 日本国語大辞典

はっ‐きん ハク‥【白金】
〘名〙
① 金属元素の一つ。元素記号 Pt 原子番号七八。原子量一九五・〇七八。銀白色の貴金属で銀よりも硬く、展性・延性に富む。王水、融解アルカリ、シアン化物溶液におかされる以外は化学的にきわめて安定。理化学用器具・装飾品・触媒などに用いる。プラチナ。〔遠西医方名物考補遺(1834)〕
② 銀のこと。また、銀粉(ぎんぷん)にもいう。〔大和本草(1709)〕 〔爾雅‐釈器〕

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はく‐きん【白金】

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化学辞典 第2版

白金
ハッキン
platinum

Pt.原子番号78の元素.電子配置[Xe]4f 145d96s1の周期表10族貴金属または白金族元素.原子量195.084(9).質量数190(0.014(1)%),192(0.782(7)%),194(32.967(99)%),195(33.832(10)%),196(25.242(41)%),198(7.163(55)%)の5種の安定同位体と,質量数166~202の放射性同位体がある.古代エジプトや南米インカ(現在のエクアドル)で装飾品に使われていたが西欧に知られたのは16世紀.元素名は17世紀のスペイン征服者が金とともに産出する銀白色の遊離白金を“小さな銀”(plata)を意味するplatinaとよんだところから命名された.宇田川榕菴は天保8年(1837年)に出版した「舎密開宗」で,布刺知紐母(プラチニュム)としている.
天然には同族元素とともに遊離の状態(砂白金)で存在するが,南アフリカの白金鉱床は,硫化物,テルル化物,フェロ白金合金として産出する.ロシアは,かつてはウラルの砂白金が有名であったが,現在は,カナダとともにヒ化物を多く産出する.鉱石には硫白金鉱PtS,ヒ白金鉱PtAs2,ブラグ鉱(Pt,Pd,Ni)Sなどがある.偏在のいちじるしい鉱物資源で,世界の全埋蔵量・可掘埋蔵量ともに南アフリカ90%,ロシア9%,ついでカナダである.鉱石1 t 当たりのPt含有率は3~8 g とされる.2007年度の世界の供給量207 t 中,南アフリカの供給量は162 t.鉱石を粉砕後,浮遊選鉱法,重力沈降法で白金族金属を濃縮して電気炉で製錬し,磁気的に銅,ニッケルなどを分離する.これを王水に溶かし,不溶のオスミウム,イリジウム,ロジウムなどのケイ酸塩と分離し,塩化アンモニウム処理によりヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸アンモニウム(NH4)2Pt Cl6としてパラジウムと分離する.あるいは白金族金属濃縮後,HCl-Cl2水溶液で処理して [PtCl6]2- としてメチルイソブチルケトン,トリ-n-オクチルアミンなどで溶媒抽出し塩化アンモニウム処理で(NH4)2Pt Cl6を沈殿させる.これを焼いて白金海綿とする.再溶解,焼成の繰り返しや,濃塩酸溶液の電気分解でさらに精製する.銀白色の金属.立方最密構造.硬度4.3.展延性に富む.密度21.45 g cm-3(20 ℃).融点1772 ℃,沸点3830 ℃.酸化数2~6.標準電極電位 Pt2+/Pt 1.188 V.第一イオン化エネルギー8.61 eV.王水以外に溶けないが,赤熱状態では塩素,フッ素と反応する.溶融NaOHには侵される.還元的環境では,P,Si,Pb,As,Sb,S,Seなどとも反応する.パラジウムと同様に水素を吸着する.赤熱するとこの傾向はいちじるしくなり,微粉白金は容積の100倍以上の水素を吸収する.また,かなりの量の酸素,少量のヘリウムを吸収する.吸収された水素,酸素は活性化されるので,表面積の大きい微粉白金は触媒(白金触媒)として多用される.触媒としての最大の用途は自動車排気ガス浄化触媒で,2005年の世界の需要は119 t で全需要の57% を占める.ついで装飾品用で61.1 t(29%).わが国では,自動車用が18.7 t(45%),装飾品用15.9 t(39%)であった(全需要量40.9 t).全輸入量は61.3 t,うち南アフリカから49 t(80%).装飾品の他,科学的に安定なことから,るつぼ(LCD用など高級ガラス用),抵抗温度計,熱電対,電気接点などにも用いられる.キログラム原器は白金90%,イリジウム10% の合金である.「白金及びその水溶性塩」は労働安全衛生法の「名称等を通知すべき危険物及び有害物」,「プラチナ及びその化合物」は大気汚染防止法の「有害大気汚染物質」である.[CAS 7440-06-4][別用語参照]白金化合物

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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