●白鋳鉄【はくちゅうてつ】
世界大百科事典 第2版
はくちゅうてつ【白鋳鉄】
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デジタル大辞泉
はく‐ちゅうてつ〔‐チウテツ〕【白鋳鉄】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
白鋳鉄
はくちゅうてつ
white cast iron
白色破面をもつ鋳鉄。鋳鉄は鉄に炭素とケイ素とが含有されたものと考えられるが、炭素が少なかったり、とくにケイ素が少ないと凝固時に炭素が黒鉛結晶とならずにセメンタイトFe3Cという化合物の結晶となる。このようにして凝固した鋳鉄は破面が白く白鋳鉄とよばれる。セメンタイトが硬いので耐摩耗部品として用いられるが、切削加工が困難なので普通の機械部品用材料としては用いられない。
[井川克也]
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