●皇太子【こうたいし】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
皇太子
こうたいし
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デジタル大辞泉
こう‐たいし〔クワウ‐〕【皇太子】
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世界大百科事典 第2版
こうたいし【皇太子】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
皇太子
こうたいし
皇位を継承するべき皇子で、太子ともいう。その居所や役所の名から、東宮(とうぐう)、春宮(とうぐう)(はるのみや)、坊とも称し、天(あま)つ日嗣(ひつぎ)(皇位)を継ぐ皇子の意味で「ひつぎのみこ」ともいう。儲君(ちょくん)、儲弐(ちょじ)などの称もある。律令(りつりょう)には、とくに皇太子の規定はなく、皇女、皇弟、皇孫などが皇太子となる場合もあり、また1人とは限らなかった。皇太子の身位は、立太子礼(りったいしれい)によって定まった。立太子礼では、平安前期の宇多(うだ)天皇以後、皇太子の護身刀とされる壺切(つぼきり)の剣(つるぎ)が相伝された。立太子礼は、室町初期の後小松(ごこまつ)天皇以後行われなくなり、江戸前期に至って霊元(れいげん)天皇の皇嗣(こうし)(東山(ひがしやま)天皇)の立太子にあたり復興した。310余年に及ぶ立太子礼の廃絶中は、皇嗣が皇太子と称することなく皇位についたが、以後は、まず皇嗣を定めて儲君と称し、のち立太子礼を挙行した。1889年(明治22)「皇室典範」が制定され、定められた順序により、皇嗣たる皇子(または皇孫)が、生まれながら皇太子(皇太孫)となることとなった。そのため立太子礼は、皇嗣であることを改めて内外に示す儀式となった。皇太子(皇太孫)は満18年で成人となり、以後は摂政(せっしょう)の第一順位者となる。皇太子の順位は、三后(太皇太后、皇太后、皇后)に次ぎ、同妃は皇太子に次ぐ。皇太子の居所は東宮御所といい、東宮職が置かれる。
現行の「皇室典範」では、皇嗣たる皇子(男子)または皇孫を皇太子、皇太孫とし(8条)、満18年の成年に達した皇太子、皇太孫は摂政の第一順位者となる(17条)。現天皇のもとでの皇太子徳仁(なるひと)親王の立太子礼は、1991年(平成3)2月22日挙行された。
[村上重良]
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精選版 日本国語大辞典
こう‐たいし クヮウ‥【皇太子】
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