●目代【もくだい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
目代
もくだい
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デジタル大辞泉
め‐しろ【目代/▽眼代】
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もく‐だい【目代】
1 代理人。身代わり。
「立派な会社の―で運動するなら」〈魯庵・社会百面相〉
2 平安・鎌倉時代の国守の代理人。国守の代わりに任国に赴いて執務する私的な代官。眼代(がんだい)。めしろ。
3 室町時代以降、代官のこと。
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世界大百科事典 第2版
もくだい【目代】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
目代
もくだい
日本の古代末・中世において、地方官たる国守の代官として任国に下向(げこう)し、在庁官人を指揮して国務を行う人。本来は国守が私的に設けた政務補助者の総称であり、11世紀前半までは人数も1人とは限らず、分配(ぶはい)目代、公文(くもん)目代などと称して国務を分掌していた。それが、11世紀後半に各国に留守所(るすどころ)ができ、その国の在地の領主である在庁官人が実質的に国務を切り回し、国守が遙任(ようにん)と称して任国に下向しなくなると、留守所の統轄者たる庁目代だけが目代といわれるようになる。目代はその事務能力によって登用されたので、『今昔(こんじゃく)物語』によると傀儡子(くぐつ)出身の目代もいた。のち国守の目代だけでなく、一般に正員のかわりに現地で執務する人を目代というようになった。
[大石直正]
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精選版 日本国語大辞典
め‐しろ【目代】
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もく‐だい【目代】
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旺文社日本史事典 三訂版
目代
もくだい
遙任 (ようにん) ・知行国制が発達すると国司の子弟・家人が目代として任国に下り,在庁官人を率いて国務を代行するようになった。鎌倉時代以降,国司制度の衰退とともに消滅した。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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