●直【あたい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
直
あたい
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デジタル大辞泉
あたえ〔あたへ〕【▽直/▽費】
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じか〔ヂカ〕【▽直】
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じき〔ヂキ〕【直】

1 間に人や物を置かずにすること。また、そのさま。直接。じか。「
「―にお奉行様に差し出したい」〈鴎外・大塩平八郎〉
2 まっすぐであること。また、そのさま。一直線。
「両の耳は竹を剝いで―に天を指し」〈太平記・一三〉
3 「直取引(じきとりひき)」の略。
→直(す)ぐ[用法]

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ただ【▽直】

1 曲がっていないこと。また、そのさま。まっすぐ。
「春霞井の上(へ)ゆ―に道はあれど」〈万・一二五六〉
2 隔てるもののないこと。また、そのさま。直接。じか。
「―に逢(あ)はば逢ひかつましじ石川に」〈万・二二五〉
3 時間を置かないこと。また、そのさま。すぐ。
「今宵は―に臥し給へれ」〈落窪・二〉

1 まっすぐに。
「磐城山―越え来ませ磯崎の」〈万・三一九五〉
2 直接に。じかに。
「―今日も君には逢はめど人言を繁み逢はずて恋ひ渡るかも」〈万・二九二三〉
3 よく似ているさま。さながら。まるで。
「御髪(みぐし)のかかりたるさま…―かの対の姫君にたがふ所なし」〈源・賢木〉
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ちょく【直】
1 まっすぐなこと。また、そのさま。
2 性格・考えなどが素直なこと。率直なこと。また、そのさま。「遠慮のない
3 安直なこと。手軽なこと。また、そのさま。
4 間に何も入れないで、直接にすること。また、そのさま。じか。「
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ちょく【直】[漢字項目]
[学習漢字]2年

1 曲がっていない。まっすぐ。「直角・直径・直進・直線・直立/硬直・垂直」
2 正しい。心がすなお。「曲直・愚直・剛直・司直・実直・率直・朴直・廉直」
3 じかに。すぐに。「直営・直感・直後・直接・直送・直通・直訳」
4 値段。あたい。「安直」
5 その番に当たる。「宿直・当直・日直」


[名のり]すなお・ただし・ただす・ちか・なお・なおき・なおし・なが・ね・のぶる・ま・まさ
[難読]素直(すなお)・宿直(とのい)・直会(なおらい)・直衣(のうし)・直面(ひためん・ひたおもて)・直垂(ひたたれ)
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なお〔なほ〕【直】


1 取り立てて言うべき事もないさま。ありきたりに。
「天の下の色好みの歌にては、―ぞありける」〈伊勢・三九〉
2 特に何もしないさま。そのまま。
「かうやうに物もて来る人に、―しもえあらで」〈土佐〉
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ひた【▽直】
1
㋐動詞や動詞の連用形名詞の上に付いて、いちずに、ひたすら、の意を表す。「
㋑同じ動詞を重ねた句の、上の動詞の上に付き、「ひた…に…する」の形で、もっぱらその行為をする、はなはだしく…する、の意を表す。「
2 名詞の上に付く。
㋐直接である、じかにそれが接している、の意を表す。「
㋑まっすぐ、一方的、の意を表す。「
㋒ある物の全面にわたっている、の意を表す。「
㋓純粋な、他のものを交えない、の意を表す。「
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あたい〔あたひ〕【▽直/▽費】
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じき【直】[漢字項目]
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世界大百科事典 第2版
あたい【直】
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あたえ【直】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
直
あたい
古代の姓(かばね)の一つ。直と記すのが普通だが、古くは費、費直とも記す。443年ないしは503年鋳造の和歌山県隅田八幡宮(すだはちまんぐう)所蔵の鏡銘に「費直」とあるのが初見。語源については諸説あるが、上長を意味する朝鮮語に由来するという説が有力。直姓氏族は210余を数え、大和(やまと)朝廷に服属した地方の国造(くにのみやつこ)に多く授与された。帰化人では漢(あや)氏に与えられた。684年(天武天皇13)の八色(やくさ)の姓(かばね)の制定に際し、直姓の有力氏族は第四位の忌寸(いみき)を賜姓された。
[前之園亮一]
『太田亮著『全訂日本上代社会組織の研究』(1955・邦光書房)』▽『阿部武彦著『氏姓』(1966・至文堂)』
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精選版 日本国語大辞典
あたい あたひ【直】
(2)「書紀」では普通「直」が用いられるが、法隆寺金堂の四天王像の銘文には「費」ともあり、「続日本紀‐神護景雲元年三月乙丑」には「追注二凡費一。情所レ不レ安。於レ是改為二栗凡直一」と「費」の字を「直」に改めてほしいとの記述が見える。
(3)「書紀」では前田本、北野本など院政期の古訓に「あたひ」「あたひえ」が見られるが、「あたえ(へ)」の確例は時代がずっと下る。最近まで「あたえ」が主に用いられていたのは、あるいは本居宣長「古事記伝」によるものか。
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あたいえ あたひへ【直】
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あたえ あたへ【直】
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じか ヂカ【直】
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じき ヂキ【直】
(2)「すぐ」「じき」とも、本来、時間的な意味はなかったが、即刻・即時の意味を表わす「やがて」に代わって用いられた。「すぐに」は中世に入って発生したが、「じきに」は江戸時代中期ごろから使われたか。江戸時代前期の近松作品では、「じき(に・の)」を直接・じかにの意味に、「すぐに」を即刻・即時の意味に使用している。
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じっき ヂッキ【直】
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すぐ【直】
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すぐ‐・い【直】
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ちょく【直】
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なお なほ【直】
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なおし なほし【直】
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なお‐・し なほ‥【直】
(2)シク活用の例も見られる。→なおし(直)〔形シク〕
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なお‐
し なほ‥【直】
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ひた【直】
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ひった【直】
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すぐ‐・し【直】
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旺文社日本史事典 三訂版
直
あたい
大化以前の国造 (くにのみやつこ) や部民統率者に与えられた。後に国造が郡司になったため,郡司に多い。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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