●相輪【そうりん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
相輪
そうりん
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デジタル大辞泉
そう‐りん〔サウ‐〕【相輪】
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世界大百科事典 第2版
そうりん【相輪】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
相輪
そうりん
仏塔の屋上、心柱の頂部にある青銅製あるいは鉄製の飾り。基本形は七つの部分からなり、下から露盤(ろばん)、伏鉢(ふくばち)、受花(うけばな)(請花(うけばな))、九輪(くりん)、水煙(すいえん)、竜車(りゅうしゃ)、宝珠(ほうじゅ)と重ねられ、受花から宝珠に至るまでは檫管(さっかん)が心柱の周りを覆って取り付けられている。相輪の形はインドのストゥーパ(仏塔)を象徴化したもので、ストゥーパの円筒形の台基が露盤として表され、墳丘が伏鉢、平頭が受花、傘蓋(さんがい)が九輪、そして傘竿(さんかん)が檫管に相当する。相輪のなかで水煙は檫管の四面に取り付けられて目だつので、もっとも意匠を凝らす。有名なのは奈良薬師寺東塔の、雲中に遊ぶ天人の水煙や、京都醍醐(だいご)寺五重塔の宝鐸(ほうたく)を下に吊(つ)るした火炎状の水煙である。奈良室生(むろう)寺五重塔では九輪上に水煙がなく、傘蓋のある宝瓶(ほうへい)がこれにかわる。また、奈良當麻(たいま)寺の東塔と西塔では、九輪が八輪分しかなく珍しい。一方、多宝塔では、九輪上には水煙を飾らず、2ないし3段重ねた華盤(かばん)と、その上に火炎の巡る宝珠を置く相輪となり、華盤から屋根隅に宝鎖(ほうさ)が垂れ下がる。
[工藤圭章]
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精選版 日本国語大辞典
そう‐りん サウ‥【相輪】

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