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真綿【まわた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

真綿
まわた
floss silk
からつくった綿玉繭または屑繭ソーダ石鹸,灰汁 (あく) などの煮沸練してから,よく水洗いして引伸ばす。引伸ばし方によって,角 (つの) 真綿と袋真綿の2種類に分けられる。じょうぶで軽く,保温力に富み,光沢がある。 (つむぎ) 原料とされるほか,綿入れ引綿,ふとん綿,防寒用中入綿などに用いられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ま‐わた【真綿】
くず繭などを煮て引き伸ばして作った綿。じょうぶで軽く、保温力が大きい。防寒用衣類、紬糸(つむぎいと)の原料などに用いる。 冬》

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

まわた【真綿】
繭を煮て引き伸ばし綿状にしたもの。生糸の副蚕である汚繭,揚繭,出殻繭や玉繭等の製糸のしにくいもの,不能のものをセッケン,灰汁(あく),ソーダ等のアルカリ剤で精練してよく水洗,1粒ずつ水の中で広げて引き伸ばし,中のさなぎ()や不純物を除去し,ゲバと称する真綿掛枠に広げて掛け,乾燥させる。これを角真綿(かくまわた),袋真綿,ひじ掛け真綿と呼ぶ。白くて光沢があり,柔らかく保温性に富む。良質のものは手紬糸の原料とし紬織物になる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

まわた【真綿】
糸にできない屑繭くずまゆを引き伸ばし乾燥した綿。軽くて強く、暖かい。引き綿・布団綿としたり、紬糸つむぎいとの原料とする。絹綿。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

真綿
まわた
くず繭を平面状に引き伸ばして綿のようにしたもの。製糸の原料とならない出殻(でがら)繭や玉繭などを、灰汁(あく)またはソーダを加えて煮沸、精練し、よく水洗いしたのち水中で一顆(か)ずつ手で広げ、四角になるように四か所に釘(くぎ)を打った框(かまち)の上に広げ、釘に端をひっかけて方形にし、数枚重ねて乾燥する。これを角真綿という。近年は自家用としている傾向にあり、市場では見られなくなった。今日は袋真綿といい、袋状になっているものが市場に出ている。これは、繭の中に手を入れて広げ、袋状につくり、数枚重ねて乾燥したものである。江戸時代には帽子型のような型に、繭を袋状にしてかぶせ、何枚も重ねてつくった。当時の小袖(こそで)には真綿が用いられ、その需要は大であった。真綿は弾力性は小さいが、引っ張りに強く、切れにくく、保温性に優れている。産地は福島県、長野県、滋賀県などである。
 真綿は木綿綿の進出によって、敷き真綿として木綿綿の綿入れの補強に用いられていたが、近年はふとん、丹前などには敷き真綿を用いなくなっている。真綿は充填(じゅうてん)材、補強用として用いられるだけではなく、織糸としても用いられる。すなわち、真綿を細く引き伸ばし、これに撚(よ)りをかけて経糸(たていと)、緯糸(よこいと)をつくり、染色し、織機にかけて織り、紬(つむぎ)織物をつくる。これの代表的なものは、伝統織物として重要無形文化財になっている結城(ゆうき)紬があげられる。近年、袋真綿の大きいものを背負い真綿とよび、防寒用として市販されている。これは背を十分に覆う大きさのものである。ガーゼをかぶせ、背に負うと暖かい。軽くて暖かいので老人に喜ばれる。[藤本やす]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ま‐わた【真綿】
〘名〙 繭(まゆ)を煮て引き伸ばして作った綿。多く生糸(きいと)にならない屑繭を用いる。純白で光沢があり、やわらかくて軽い。着物に入れるなど用途が多い。《季・冬》
※今堀日吉神社文書‐(永祿三年)(1560)一一月九日・近江得珍保内商人中申上事書案「木綿・真綿保内へ取候条々」

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

真綿
マワタ
floss silk

玉まゆまたはくずまゆを弱アルカリ剤を用いて,セリシンを溶解し,これを広げた形にしたもので,軽くて,柔らかく,含気量が多く,保温性にすぐれているため,防寒用材料として用いるとともに,つむぎ糸の原料などにも用いる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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