●真言【しんごん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
真言
しんごん
mantra
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デジタル大辞泉
しん‐ごん【真言】
2 「真言宗」の略。
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世界大百科事典 第2版
しんごん【真言】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
真言
しんごん
密教における仏菩薩(ぶつぼさつ)などの本誓(ほんぜい)(人々を救済しようとするもとの願い)を表す秘密語、密呪(みつじゅ)。サンスクリット語のマントラmantraの訳。呪(しゅ)、神呪(しんしゅ)などとも。比較的短い呪を真言、長い呪を陀羅尼(だらに)という。思念する意のマンという動詞に、器を意味するトラが結成したと解されるので、思念の器を原義とする。また、思念する意のマンと、守護するまたは救済する意のトラーとの合成とみて、思念する者を救済すると解される。マントラは古代インドの聖典『アタルバ・ベーダ』などでは種々の呪的な言詞をさし、その多くは呪術を伴うものであった。
密教はこの語を取り入れて、真言は諸仏菩薩などのことばとして用いられ、真実な語を意味するようになった。真言を説く諸尊の種別から、(1)如来(にょらい)説、(2)菩薩金剛(こんごう)説、(3)二乗(声聞(しょうもん)乗、縁覚(えんがく)乗)説、(4)諸天説、(5)地居天(じごてん)説に分類する。(1)(2)(3)は聖者の真言、(4)は諸天衆の真言、(5)は地居天衆の真言という。また、(4)(5)をまとめて諸神の真言ともいう。真言の頭初には帰依(きえ)を表すオームom(唵(おん))またはナマスnamas(南無)を冠し、末尾には吉祥(きっしょう)を意味するスバーハsvāhā(蘇婆訶(そわか))の語を用いる場合が多い。
[宮坂宥勝]
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精選版 日本国語大辞典
しん‐ごん【真言】
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