●眼代【ガンダイ】
デジタル大辞泉
がん‐だい【眼代】
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世界大百科事典 第2版
がんだい【眼代】
鎌倉時代の武家の職名で,本官の代理の職すなわち代官をさす言葉として用いられた。多く守護代・地頭代の別称として用い,その耳目に代わる意から,国司の目代(もくだい)と区別するために眼代とよばれた。《武家名目抄》には〈眼代を目代といふに同しく人の耳目に代るのこころなり。……鎌倉殿の時には国司の代官を目代と称せし故にそれと名称のまきれん事をいとひて武家には代官の事を眼代とよはれしなり〉とあり,その由来が示されている。
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精選版 日本国語大辞典
がん‐だい【眼代】
〘名〙 代官。本官の代理の職。「武家式目抄」には主として武家の職名として使われた、とあるが、公家の側にも多く見られる。→目代(もくだい)。
※吾妻鏡‐元暦元年(1184)三月一七日「凡実平貞心者、難レ混二傍輩一之上、守二眼代器一、委二付西国巨細一訖」
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