●眼前【ガンゼン】
デジタル大辞泉
がん‐ぜん【眼前】
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精選版 日本国語大辞典
がん‐ぜん【眼前】
〘名〙
① (━する) 目の前。まのあたり。現実。また、目の前にあること。
※新撰万葉(893‐913)上「眼前貯レ水号二瑤池一、手漑手穿送二歳時一」
※保元(1220頃か)上「眼前にかかる弓勢も侍るにや」 〔杜甫‐歴歴詩〕
② (形動) 明らかなこと。確かなこと。また、そのさま。
※曾我物語(南北朝頃)一「兄弟なることは眼前也」
※幸若・元服曾我(室町末‐近世初)「あれこそ御身の為にはがんぜんのいとこ、工藤一郎助経と申す人にておはしませ」
[補注]「日葡辞書」に「親類または近親者」の意として「Ganjen(ガンゼン)」を挙げているが、これは②の意で「眼前の兄君」などと、兄弟や親類縁者についていう例が多いところからの語釈か。
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ま‐の‐まえ ‥まへ【眼前】
〘名〙 まのあたり。めのまえ。がんぜん。
※宇治拾遺(1221頃)一〇「げにまの前に、ゆゆしきさまにて死なんを見んよりは」
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