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眼底検査【がんていけんさ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

眼底検査
がんていけんさ
funduscopy
検眼鏡で眼底検査する方法。直像検査法と倒像検査法に大別できる。前者は,電気検眼鏡を用いて,15~16倍に拡大された眼底の直立像を観察する検査法。後者は,凹面検眼鏡,光源内蔵の検眼鏡,あるいは倒像双眼検眼鏡を用いて,主として周辺部の眼底変化を観察するのに使用する。5倍程度に拡大された倒立像がみられる。眼底検査は,糖尿病高血圧のような全身疾患の場合の診断あるいは全身状態判定のための補助手段としても有用である。眼底の所見を撮影する眼底カメラもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

がんてい‐けんさ【眼底検査】
瞳孔(どうこう)から眼底に光を当て、検眼鏡でのぞいて網膜血管などを調べること。体表面から動脈を直接観察できる唯一の部分なので、眼病のほか高血圧・動脈硬化などの診断に広く用いる。

出典:小学館
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とっさの日本語便利帳

眼底検査
網膜、脈絡膜、網膜の血管、視神経などの状態を観察する。様々な網膜疾患や、脈絡膜の疾患の検査だけでなく、糖尿病や高血圧、動脈硬化の場合にも用いられる。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

がんていけんさ【眼底検査】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

眼底検査
がんていけんさ

検眼鏡を使って患者の瞳孔(どうこう)(ひとみ)を通し眼底を観察する検査をいう。眼底には、人の目のフィルムである網膜でとらえた情報を脳へ伝える神経の出口にあたる視神経乳頭をはじめ、網膜や網膜の血管などがあり、眼底検査ではこれらがすべて直接に観察できる。したがって眼底検査は、眼底の病気の診断には欠かすことができないばかりでなく、いろいろな全身疾患のときにも診断上必要となる。その理由は、細動脈が直接観察できるのは眼底だけであること、また脳と関係の深い視神経乳頭が観察できることである。このため、高血圧症、糖尿病、脳腫瘍(しゅよう)をはじめとするいろいろな頭蓋(とうがい)内疾患などでは、眼底検査はたいせつな検査法となっている。

 眼底検査には、倍率が高いが観察範囲の狭い直像検査法と、倍率は低いが眼底の端のほうまで広い範囲にわたって観察できる倒像検査法とがある。直像検査法は直接法ともいい、もっとも一般的に行われているもので、散瞳を十分にして手持ち電気検眼鏡を近づけて眼底をのぞく。視神経乳頭の細部所見の観察により、全身疾患の検査に適している。倒像検査法は間接法ともいい、直接法とは異なり暗室または準暗室が必要である。手持ち倒像電気検眼鏡で被検者から40~50センチメートル離れた位置からのぞく。網膜のいちばん端まで観察でき、眼球しんとう症や未熟児網膜症のほか、網膜剥離(はくり)など眼底疾患の検査に適している。しかし、手持ちの検眼鏡では両手がふさがれ、片眼視のために立体感がないので、近年は双眼倒像検査法が用いられるようになった。たとえば、額帯式双眼倒像鏡を使うと、眼底の立体視が可能であり、片手が自由になるので網膜剥離や硝子体(しょうしたい)手術などにも用いられる。また、細隙(さいげき)灯(スリットランプ)で適当な光束をつくって観察部分を光切片に切り、双眼顕微鏡で拡大しながら観察する細隙灯顕微鏡による眼底検査も行われる。

 なお、眼底検査の結果を客観的に記録できる眼底撮影も普及している。高感度カラーフィルムの開発と閃光(せんこう)電球の発展により日常的に使われるようになったが、その後の技術的開発によって単に記録するという範囲を超えて網膜病変の形態的あるいは機能的検査法としても用いられ、さらには眼底映画撮影からテレビカメラの応用という段階まで進んできた。

[松井瑞夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

がんてい‐けんさ【眼底検査】
〘名〙 暗室内で検眼鏡を使って眼底を検査すること。眼病のほか糖尿病や高血圧症などの診断にも用いられる。
※眼科学(1888)〈榊俶〉一「此器械は唯に眼底検査に供するのみならず」

出典:精選版 日本国語大辞典
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