●眼房水【がんぼうすい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
眼房水
がんぼうすい
aqueous humor
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日本大百科全書(ニッポニカ)
眼房水
がんぼうすい
角膜と水晶体の間(前眼房)および虹彩(こうさい)と水晶体の間(後眼房)を満たす水様透明の液体である。毛様体より分泌され、水晶体に栄養を与え、虹彩の位置を保ち、代謝産物を洗い流すなどの役目を担っている。また、眼圧を一定に保つ主役でもある。眼房水はリンパ液に類似し、塩化ナトリウム0.7%、タンパク質0.02%、ブドウ糖0.1%を含み、屈折率は1.336である。
虹彩炎や毛様体炎がおこると、房水中に炎症産物が出現したり、タンパク質が増加し、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡で観察できる。房水流出路は、隅角壁からシュレム管を流れて上強膜静脈へ入る主流と、虹彩根部から組織液流の形で上脈絡膜腔(くう)へ流れる副流がある。
[岩田和雄]
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デジタル大辞泉
がん‐ぼうすい〔‐バウスイ〕【眼房水】
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