●眼筋【がんきん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
眼筋
がんきん
ocular muscle
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デジタル大辞泉
がん‐きん【眼筋】
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世界大百科事典 第2版
がんきん【眼筋 ocular muscle】
[外眼筋external ocular muscle]
長さ40~60mm,幅約10mmの小さな横紋筋で,外直筋(外側直筋ともいう),内直筋(内側直筋ともいう),上直筋,下直筋の四つの直筋と,下斜筋,上斜筋の二つの斜筋からなる。これらの筋肉は三つの神経に支配されており,外直筋は外転神経,内直筋から下斜筋までは動眼神経,上斜筋は滑車神経の支配を受けている。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
眼筋
がんきん
眼球の運動に関係する筋で、大別すると外眼筋と内眼筋とに分類できる。外眼筋は眼球の外部壁と眼窩(がんか)後部の視神経孔の周辺の骨壁とに付着し、眼球を意志に従っていろいろの方向に動かす筋で、随意筋(横紋筋)である。外眼筋には4個の直筋と2個の斜筋とがある。すなわち、上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋と、上斜筋、下斜筋である。筋の名称は眼球に付着している部位をさしており、各筋は前方へと走って眼球に付着する。上斜筋は眼窩の内側を走り、前方で眼窩縁近くの線維軟骨性の輪、つまり滑車を通り抜けて90度以上大きく屈曲し、眼球の上外側部につく。この筋で眼球は内旋(内方回転)と同時に外転と下転の運動を行う。下斜筋は眼窩の前内側縁につき、眼窩底を外側に向かって走り、眼球外側面に付着する。この筋で眼球は外旋(外方回転)と同時に外転と上転の運動を行う。
内眼筋は虹彩(こうさい)と毛様体とにある筋で、不随意筋である。虹彩には瞳孔(どうこう)の大きさを調節する2種類の筋があり、瞳孔括約筋が収縮すれば瞳孔が縮小し、瞳孔散大筋が収縮すると瞳孔は散大する。毛様体筋が収縮すると、通常は引っ張られている毛様体小帯が緩み、その結果、水晶体が凸状となる。眼筋を支配する神経は、上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋が動眼神経、上斜筋が滑車神経、外側直筋が外転神経である。内眼筋は自律神経の支配を受ける。
[嶋井和世]
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精選版 日本国語大辞典
がん‐きん【眼筋】
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