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睾丸【こうがん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

睾丸
こうがん
精巣」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こう‐がん〔カウグワン〕【×睾丸】
男性の精子をつくる器官精巣(せいそう)のこと。きんたま

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

こうがん【睾丸 testis】
男の生殖器で,精巣ともいうが,ヒトや哺乳類では睾丸と呼ばれることが多い。俗に〈ふぐり〉〈きんたま〉ともいう。ここではヒトの精巣について述べる。左右1対,陰囊の中にあって,精子を産生,男性ホルモンを分泌する。それぞれソラマメくらいの大きさの扁平な楕円体で,胎生初期には腹腔内にあるが胎生7ヵ月ごろに精管とともに鼠径管(そけいかん)を通って陰囊内へ下降する。白膜tunica albugineaと呼ばれる結合組織性の膜につつまれるが,後縁では白膜は厚くなっており精巣縦隔mediastinum testisと呼ばれる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうがん【睾丸】
哺乳類の精巣の別名。球形で、陰囊いんのうの中に左右一対ある。金玉きんたま

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

睾丸
こうがん
男性の生殖器官の中心となる部分で、精子を産生する器官。人体解剖学名では精巣とよぶ。俗称できんたま(金玉)ともよぶが、これは生(いき)の玉(たま)の上略音便であるという(『大言海』)。また、ラテン語学名のTestisは証人、目撃者の意で、男性であることの証拠ということから睾丸に用いられたという。なお、哺乳(ほにゅう)類の睾丸については、「精巣」の項を参照されたい。
 ヒトの睾丸は、恥骨結合の下で下垂する陰嚢(いんのう)の中にあり、2~3層の被膜に包まれた左右1対の器官である。形はやや圧平された上下に長い楕円(だえん)体状で、長軸5センチメートル、厚さ2センチメートル、横幅3センチメートルほどの大きさで、重さは約8~8.5グラムである。普通には、左側睾丸が右側より低く下垂している場合が多い。全体としてやや弾力性のある硬さであるが、睾丸の実質は白膜(はくまく)とよばれる結合組織性の厚い被膜で覆われる。この白膜は睾丸の後縁で肥厚して半球状の組織塊として睾丸実質内に突出しており、睾丸縦隔(精巣縦隔)という部分を形成している。睾丸縦隔からは睾丸実質内に放射状に出る薄板があり、これが中隔となって睾丸実質内を200~300個ほどの小区画(睾丸小葉、あるいは精巣小葉)をつくっている。この小葉内に微細な曲精細管(精細管)が迂曲(うきょく)充満しており、この管内で精子が産生されている。睾丸小葉内の曲精細管は1~4本ほどで、長く迂曲して存在している。1本の曲精細管の長さは約30~80センチメートル、太さ0.15~0.25ミリメートルほどある。各睾丸小葉内の曲精細管は睾丸縦隔に近づくと1本の短い直精細管となり、これらの直精細管は縦隔内で網状の睾丸網(精巣網)を形成する。この睾丸網からは15~20本ほどの輸出管(精巣輸出管)が出て副睾丸(精巣上体)に入る。副睾丸内の各輸出管は迂曲しながら合流して前後に1本の睾丸体管(精巣上体管)となり、5~6センチメートルほど走ると精管に移行する。
 精子を産生している曲精細管は外周に薄い基底板があり、管内腔(ないくう)壁は数層の細胞群が配列している。この数層の細胞系列のなかで分裂増殖が行われ、最終的には精子となるが、その連続的な分化過程の各段階がこの部分においてみられる。つまり、基底板に接して男性原始生殖細胞である精祖細胞が配列し、順次、管中心部に向かって一次精母細胞、二次精母細胞(精娘(せいじょう)細胞)、早期の精子細胞、後期精子細胞と成長し、最後に精子へと変換するわけである。これらの成長過程の細胞群の間にはセルトリ細胞が存在し、発育する精子の保護、支持のほか、栄養供給などに関与する。また、セルトリ細胞は曲精管内の変性細胞の貪食(どんしょく)などの食作用の働きや、アンドロゲン結合タンパクの分泌を行っている。精細管外を埋める結合組織内にはライディッヒ細胞(間細胞、間質細胞)とよぶ細胞があり、男性の第二次性徴の発達をもたらすテストステロンを分泌している。
 睾丸の発生は原始生殖細胞として胎生5週目ころに腹腔の後壁に生じる。7週目くらいで未分化ながら精巣となり、胎生3か月から出生までの間に睾丸組織は最初の腰部の位置から陰嚢に移動し、つり下げられる。陰嚢は、睾丸を腹腔内よりも低温に保ち、精子発育を助ける働きをしている。睾丸に分布する睾丸動脈は、第2腰椎(ようつい)の高さで腹大動脈から直接おこるが、これは睾丸原基の発生時の高さにあたる。睾丸動脈は睾丸の下降とともに伸び、鼠径(そけい)管を通って陰嚢内に達し、睾丸の後縁から入るので、後腹壁を長く細く走る動脈となっている。睾丸が下降しない下降不全は新生児の14%にみられるといわれる。また下降が遅れて幼年期に下降する場合もある。下降経路の途中で、とどまるのを停留または潜在睾丸(精巣停留症)という。停留する部位は腹腔内とか鼠径部まであり、さまざまな性的機能障害や合併症が出ることもある。腹筋の一部は陰嚢まで続き挙睾筋(精巣挙筋)という。大腿(だいたい)上部の内側をこすると、挙睾筋が反射的に収縮し、睾丸を引き上げるが、この反射中枢が腰髄(ようずい)にあるため、この検査は脊髄(せきずい)反射の障害の診断法となる。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こう‐がん カウグヮン【睾丸】
〘名〙 哺乳類の精巣の別名。雄の下腹部の体内ないし陰嚢の中にあって、左右に一対をなす卵形の生殖腺(せん)。精子の形成および雄性ホルモンの分泌を営む。きんたま。ホーデン。〔解体新書(1774)〕

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