@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

石油化学【せきゆかがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

石油化学
せきゆかがく
petroleum chemistry
天然ガスや石油成分の化学的利用に主眼をおいた化学。 1950年代に生れた石油化学工業の概念に対応するもので,石油炭化水素の分離精製,さらにアセチレンエチレンプロピレンブタジエンベンゼントルエンなどの石油化学製品への誘導を含む。石油や天然ガス原料として,燃料潤滑油にする工業は古くから行われていたが,燃料以外の化学製品の製造を目的としての化学は化学工業中核を形成している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

せきゆ‐かがく〔‐クワガク〕【石油化学】
石油および天然ガスからその成分を分離する方法や、分離した成分の化学的利用に関する化学。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せきゆかがく【石油化学 petrochemistry】
石油や石油随伴天然ガスを原料として化学製品を生産する化学技術の体系をいう。 第2次大戦後,中東地域で世界最大規模の油田が開発され,その石油が世界各国に豊富かつ安価に供給されるようになり,石炭から石油へというエネルギーの流体化革命が進むなかで,化学工業の原料もまた石炭から石油へと大きな転換を遂げた。国内資源に乏しい日本はいち早く石油化学技術の導入と石油化学産業の育成を目指し,おりから合成繊維,合成樹脂などの高分子化学工業の急成長もあり,これに対する原料供給態勢の確立をはかった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

石油化学
せきゆかがく
petrochemistry

石油または天然ガスを出発原料とし、燃料油など本来の石油製品を除く化学製品の合成を目的とする工業化学をいう。とくに現代有機工業化学の中心をなす分野で、第二次世界大戦後、旧来の石炭化学にかわって発展した。石油化学のもっとも主要な基礎原料としては、ナフサなど石油留分の熱分解、接触改質などで得られるエチレン・プロピレン・ブチレン・ブタジエンなどの低級オレフィン類、ベンゼン・トルエン・キシレン(BTX)などの芳香族類で、このほか天然ガスや石油留分の水蒸気変成による合成ガス(水素、一酸化炭素)、接触分解ガソリン製造時に副生するプロピレン・ブチレンや、エタンの熱分解で得られるエチレンなども石油化学工業の原料として使用される。

 石油化学反応を応用した化学工業が現代基幹産業の一つである石油化学工業で、その製品が石油化学製品(ペトロケミカルスpetrochemicals)である。その目標とする最終製品は、プラスチック、合成繊維、合成ゴムなどの高分子化学製品をはじめ、合成洗剤(界面活性剤)、有機溶剤、染料、農薬、医薬など多岐にわたるが、石油化学の中心は、むしろこれら石油化学製品の製造に必要な単量体、中間体を能率的、経済的に合成するプロセスの研究開発にあり、触媒化学、有機合成化学、高分子化学との関連が深い。

 なお石油化学は工業的背景が強いため、石油化学工業と同義に扱われることも多い。

[原 伸宜]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せきゆ‐かがく ‥クヮガク【石油化学】
〘名〙 石油および天然ガスを原料とした、化学製品の合成、分離、製造に関する化学。
※失われた男(1966)〈田村泰次郎〉「石油化学コンビナートの公害問題は」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

石油化学
セキユカガク
petrochemistry, petroleum chemistry

本来は,石油工業の基礎となる石油化学(petroleum chemistry)と,石油化学工業の基礎となる石油化学(petrochemistry)とがあり,日本語では共通であるが,最近では後者の意義に解釈されることが多い.石油および天然ガスを原料とする化学工業が石油化学工業であり,これに関連する工業化学が石油化学である.また,場合により石油化学工業と同義にも扱われ,たとえば“石油化学原料”などの用語には,石油化学工業の意味を含んでいる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

石油化学」の用語解説はコトバンクが提供しています。

石油化学の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation