@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

石油危機【せきゆきき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

石油危機
せきゆきき
oil crisis
1973年と 1979年に石油輸出国機構 OPEC諸国が石油価格を大幅に引き上げたことにより,世界経済全体がきたした大きな混乱をさす。オイルショック oil shockともいう。1973年10月の第4次中東戦争(→十月戦争)を機にアラブ諸国が石油価格を 4倍に引き上げたのが第1次石油危機で,石油消費国はインフレーション,景気後退,国際収支赤字のいわゆるトリレンマに悩まされた。石油依存度の高い日本は特に大きな打撃を受け,「狂乱物価」と呼ばれる物価の大幅な高騰を招いてマイナス成長に陥り,国際収支も赤字となった。国民生活の面でも物不足,買い占め騒ぎが起こった。これに対して政府は石油 2法(→国民生活安定緊急措置法石油需給適正化法)の策定,アラブ諸国との外交関係強化などの対策を講じた。1978年12月のイラン革命を機に再び石油価格が約 2倍に上昇したのが第2次石油危機である。前回の経験もあり,第1次ほどの大混乱にはならなかったが,やはり世界経済は停滞することとなった。(→石油備蓄

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」

石油危機
原油の供給不足と高騰による経済危毅73年の第4次中東戦争をきっかけに中東産油国が生産量を削減し、原油価格を大幅に引き上げ、先進国がマイナス成長を強いられた。78~82年にはイラン革命とイラン・イラク戦争により、再び石油の供給危機が生じた。これを第2次石油危機と呼び、73~74年のパニックを第1次石油危機と呼ぶようになった。
(2008-06-08 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

せきゆきき【石油危機】
経済を人間の体にたとえれば,エネルギー資源は体内を流れる血液のように必要不可欠である。第2次大戦後とくに1960年代に入って,石炭から石油への転換が進み,67年には石炭をしのいで一次エネルギー源の第1位を石油が占めるようになった。第1次石油危機(石油ショック,オイル・ショックともいう)が発生した73年には,世界の一次エネルギー消費に占める石油のシェアは47%強,西側先進国では53%強,日本では77%強となっていた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

せきゆきき【石油危機】
オイルショック

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せきゆ‐きき【石油危機】
〘名〙 オイルショックをいう。
※欠陥住宅の見わけ方(1974)〈内田京治〉まえがき「中東戦争の余波で、石油危機を招き」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

石油危機
せきゆきき
oil crisis
石油の供給の途絶・量的制限・価格の高騰によって起こった,経済活動・社会生活上の混乱・危機
【第1次】1973年,第4次中東戦争を契機に,アラブ石油輸出国機構(OAPEC)が石油戦略をとり,石油の禁輸と量的制限を行い,石油輸出国機構(OPEC)が原油価格の大幅引き上げを行ったために発生した。先進工業国を中心に世界中に大きな影響をおよぼした。
【第2次】1979年,当時,世界第二位の石油輸出国イランにイスラーム革命が起こり,石油の供給が停止したために発生した。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

石油危機
せきゆきき
oil shock
1973年に勃発した第4次中東戦争に際し,アラブの石油産出諸国がとった石油戦略による世界的経済混乱のこと
オイル‐ショック・石油ショックともいう。第4次中東戦争が始まると,OAPECとOPECは石油の減産・禁輸や原油価格の4倍引上げを行った。このため世界各国に石油不足やインフレの激化などの深刻な影響を与え,日本をはじめ各国が経済的大打撃を受けた(第1次石油危機)。このなかで一部企業が原材料の買い占めや商品の売り惜しみ,便乗値上げを行ったため,国民の間にパニックを引き起こし,洗剤などの買いだめ騒ぎが起こり,国民は「狂乱物価」に苦しんだ。また1979年にはイラン革命を契機に石油価格が引上げられ,第2次石油危機と呼ばれた。石油危機は低価格の原油供給という戦後経済の基礎を崩壊させ,高度経済成長に終止符を打った。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

せきゆ‐きき【石油危機】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

石油危機
せきゆきき

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

石油危機」の用語解説はコトバンクが提供しています。

石油危機の関連情報

関連キーワード

神代辰巳沢渡朔シーゲル富岡多恵子新藤兼人秋山清近藤芳美五木寛之ベルイマン(Ingmar Bergman)村上春樹

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation