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石灰藻【せっかいそう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

石灰藻
せっかいそう
calcareous algae
細胞壁に石灰質物を分泌または沈着している藻類に与えられた総称。イシゴロモやカニノテなどサンゴモ科(→サンゴモ)に属する約 400種の紅藻類を主に,カサノリ,フデノホ,イソスギナ,サボテングサなどの緑藻類や特殊な藍藻類がこれにあたる。特に熱帯のサンゴ島などに繁茂している。いずれも多量の石灰分を集積している。石灰質は一般にマンガンに富む。紅藻のものではその石灰質の中に埋もれたような構造をもっているので,内部の形態を確かめるのに容易でなく,その分類は困難である。藍藻類に属するものには,すでに先カンブリア時代の中期始生代に出現するものがあるが,紅藻や緑藻に属するものはカンブリア紀以降第四紀完新世までの地層からの化石が知られ,古生代オルドビス紀には複雑な体制を示すものが現れている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せっかい‐そう〔セキクワイサウ〕【石灰藻】
藻類のうち、石灰質を体壁に沈着するものの総称。主にサンゴモ科の紅藻をさす。熱帯地域でサンゴ礁形成に関係する。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

せっかいそう【石灰藻 calcareous algae】
藻体に炭酸カルシウム(石灰)を沈着する藻類の総称で,代表的なものに紅藻植物のサンゴモ,ガラガラ,コナハダ類,緑藻植物のサボテングサ,カサノリ類などがある。淡水産の車軸藻植物も少量であるが石灰を沈着し,海および淡水に生育する単細胞性のハプト植物の多くも,細胞の表面にコッコリス(円石)と呼ぶ独特な形の石灰質の鱗片をもつ石灰藻である。多細胞の藻類では,石灰は細胞間隙(かんげき)に沈着する。含有する石灰の量はサンゴモ類が多く,藻体乾燥重量の65~70%に及び,次いでガラガラ類で約60%である。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

せっかい‐そう セキクヮイサウ【石灰藻】
〘名〙 体の表面に炭酸石灰の沈積をつける海藻の総称。紅藻類サンゴモ科のほとんどがこれに該当し、狭義にはこれらだけをさすが、緑藻類のカサノリ科、ミル科などにも炭酸石灰を沈着するものがあり、広義にはこれらを含む。石藻(いしも)。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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