●砂岩【さがん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
砂岩
さがん
sandstone
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デジタル大辞泉
さ‐がん【砂岩】
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しゃ‐がん【砂岩】
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岩石学辞典
砂岩
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砂岩
② arenite, arenyte: →アレナイト
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世界大百科事典 第2版
さがん【砂岩 sandstone】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
砂岩
さがん
sandstone
堆積(たいせき)岩のうち砕屑(さいせつ)岩の一種で、砂粒が集積し固まった岩石。ここで砂粒というのは、粒径が0.06~2ミリメートルのものをいい、普通、石英、長石、雲母(うんも)などの鉱物および岩石の細片からなる。砂粒は運搬され堆積する過程のなかで、円磨、淘汰(とうた)されて、いろいろな形や粒径をもつようになる。砂岩を構成する粒子の大きさから、さらに粗粒砂岩(粒径0.5~2ミリメートル)、中粒砂岩(0.25~0.5ミリメートル)、細粒砂岩(0.06~0.25ミリメートル)に細分されることもある。一般に砂粒のすきまは粘土物質を主とする泥質物で満たされているが、ときには炭酸カルシウム、シリカ(二酸化ケイ素)、酸化鉄などの膠結(こうけつ)物質で満たされている。また細粒の火山噴出物と混合して凝灰質となることもある。粒子の大きさや種類、膠結物質の違い、孔隙(こうげき)の多少などにより、いろいろな外観や比重を示す。あらゆる地質時代に地層として存在し、他の砕屑岩や火山砕屑岩と互層する。砂岩の地層には、水流の動きを示す斜交層理や級化成層などの堆積構造や、層理面には流れの方向を表す底痕(ていこん)が残されている。ときに異常な堆積時の変形も残されている。こうした砂岩の性質および産状は、化石とあわせて、堆積時の古環境解析および古地理の復原などの重要な手掛りとなる。
砂岩の構成粒子および組織を規制する要因としては、供給地の地質、気候、風化作用、運搬媒質、鉱物および組織の成熟度、造山運動、堆積作用、続成作用などが考えられる。これらすべてすなわち生成史を反映させた分類は困難であるため、重点の置き方の違いから多様な分類案が出されてきた。かつては砂岩の性質は、砂粒を供給した源岩あるいは後背地の性質と造山運動で決まると考えて、砂粒間を埋める泥質物の基質を考慮せずに、主成分の石英、長石、岩石片の比で区分し、準平原のときから造山運動を経て後造山期にわたって対応関係が論じられた。しかし、その区分は堆積物の研究が進んだ現在では用いられていない。普通、砂岩は基質の量と鉱物組成から分類されている。基質量は、運搬媒質である水の粘性や密度を規定するために重要であると考えられるからである。砂岩は、基質量すなわち粘土物質が多く砂粒の大きさがそろっていない、いわゆる淘汰の悪いものと、粘土物質が少なく砂粒の大きさがそろった、淘汰のよいものとに大きく分けられる。前者がワッケwacke、後者はアレナイトarenite(arenyte)とよばれている。これらはさらに石英、長石、岩石片の多少から、石英質、長石質、石質に分けられる。いまでは、砂粒子の化学組成の分析や放射年代の測定から、供給源となった地質体が詳しく推定されるようになっている。
[斎藤靖二]
『レイモンド・シーバー著、立石雅昭訳『砂の科学』(1995・東京化学同人)』
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精選版 日本国語大辞典
さ‐がん【砂岩】
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しゃ‐がん【砂岩】
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化学辞典 第2版
砂岩
サガン
sandstone
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