●砂漠気候【さばくきこう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
砂漠気候
さばくきこう
desert climate
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
さばく‐きこう【砂漠気候】
[補説]年平均気温がセ氏18度以上の地域(BWh)とそれ未満の地域(BWk)に分けることがある。後者は主に中央アジアの砂漠地帯で、それ以外の地域の多くはBWh。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
さばくきこう【砂漠気候】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
砂漠気候
さばくきこう
年中降水量が少なく乾燥するため、樹木や草本類がほとんど生育しえない気候。ケッペンの気候区分ではBW気候に相当する。この気候地域では降水量が少ないだけでなく、乾燥し晴天が卓越するので、日中の強い日射で地表の露出した砂や岩石は高温になり、日中の気温は40~50℃にも達する。また水蒸気量が少ないので夜間の放射冷却が盛んで、日最低気温は0℃近くまで低下する。したがって気温の日較差はきわめて大きくなる。その結果、地表付近の岩石は物理的風化にさらされ、砂や礫(れき)の生産が多く砂漠特有の地形をつくる。日中大気下層が熱せられると大気は不安定になり、旋風が生じ熱風や砂嵐(すなあらし)となる。雷を伴うこともあるが、降水はまれである。しかし、回数は少ないが、ときに驟雨(しゅうう)性の豪雨となり、短時間に大量の雨が降り洪水が起こる。洪水流は侵食力が大きくワジ(涸(か)れ川)をつくる。有史以来の人間の開発により砂漠は拡大し、現在でも続いている。砂漠の緑化計画と開発は将来の人類にとって重要な課題である。
[深石一夫]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
さばく‐きこう【砂漠気候】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「砂漠気候」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●砂漠気候の関連情報