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破棄自判【はきじはん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

破棄自判
はきじはん
刑事訴訟法上の上訴において,当事者の上訴申し立てを理由あるものとして,原判決破棄し,みずからその事件について判決すること。民事訴訟法では,上告審において,確定した事実に基づき法令の適用を誤ったことを理由として破棄するときであって,しかも事件がその事実に基づいて裁判できるまでに熟しているとき,あるいは事件が裁判所の権限に属しないことを理由として破棄するときに行なわれる。刑事訴訟では,控訴審,上告審のいずれについても,原判決を破棄する場合には,事件を原裁判所またはそれと同等の他の裁判所に差し戻すのが原則であるが,訴訟記録ならびに原裁判所および当該審級で取り調べた証拠によって,ただちに判決できるものと認めるときは,みずから当該事件について判決することができるとされている。なお,原裁判所が不法に公訴を棄却しなかったときに行なわれる公訴棄却の決定は,広義の破棄自判に属するが,狭義の破棄自判の内容は,有罪無罪免訴の各判決をさすことになる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

はきじはん【破棄自判】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

はきじはん【破棄自判】
事後審を行う裁判所が原判決を破棄し、事件について自ら判決をすること。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

破棄自判
はきじはん
上級裁判所が、下級裁判所の下した原判決を破棄して自ら原裁判所にかわって審理をやり直すこと。民事訴訟法上は、上告裁判所(最高裁判所または高等裁判所)は、上告を理由ありとして原判決を破棄する場合、その事件を原裁判所に差し戻して事実の確定をしなくても、原審の確定した事実(民事訴訟法321条1項)や上告審において認定した職権調査事項に属する事実(同法322条)に基づいて、自ら判決することができるときは、破棄差戻し破棄移送(同法325条)をすることなく、その事件について自ら判決(自判)をしなければならない。上告審の自判は次の二つの場合に限られる。
(1)原判決が確定した事実について法令の解釈適用を誤ったことを理由として判決を破棄する場合において、事件がその事実に基づいて裁判をなすのに熟するとき
(2)事件が裁判所の権限に属しないことを理由として判決を破棄するとき(同法326条)
 破棄自判は、本来ならば原裁判所が行うべきものを、訴訟経済上からこれにかわって上告裁判所が行うものである。刑事訴訟法上は破棄差戻しが原則であるから、破棄自判は例外である。[内田武吉・加藤哲夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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