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破砕帯【ハサイタイ】

デジタル大辞泉

はさい‐たい【破砕帯】
断層運動にともなって砕かれた岩石一定方向をもって帯状に連続分布する部分。断層の一つ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

はさいたい【破砕帯 crush zone】
断層運動により,地層あるいは岩石が粉々に砕かれた部分が一定の幅をもち,一定の方向に延びている場合,その部分を破砕帯という。幅数cmの場合から数百mの場合まである。大規模な断層には大規模な破砕帯を伴う場合が多く,このため,何々断層といわず何々破砕帯ということもある(たとえば,棚倉破砕帯やメンドシノ破砕帯など)。破砕帯の岩石は強度が低いため,地すべりの原因となることがある(これを破砕帯地すべりと呼ぶ)。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

破砕帯
はさいたい
crush zone
fracture zone

断層運動によって岩石が破砕されて形成された断層角礫(かくれき)fault brecciaや細粒な断層ガウジfault gougeが、断層に沿って数10センチメートルから2~3キロメートルなどのある幅をもって密集して分布するもの。断層破砕帯ともいう。

 断層角礫や断層ガウジは、地殻の浅い部分での断層運動に伴って形成される断層岩であるため、未固結のものが基本となっている。横ずれ断層に伴う破砕帯は未固結であることから、周辺の岩石よりも流水による侵食の影響を受けやすい。この差別侵食の結果、破砕帯に沿って細長い谷地形が認められることが多い。また、トンネル掘削工事の際に破砕帯を横切ると、異常出水や崩落などの事故が発生することになる。

 「断層帯」という用語が多くの断層がある幅に密集して認められるときに用いられるのに対し、「破砕帯」は断層運動によってできた断層角礫・断層ガウジなどの破砕物が数メートル以上の広い幅で密集していることに力点を置くときに使われる。茨城県から福島県に延びる棚倉破砕帯(たなぐらはさいたい)は、固有名詞を付して使われる代表例で、北北西‐南南東方向に延びる幅2~3キロメートルの破砕帯をもつ断層である。棚倉破砕帯は左横ずれで、棚倉構造線や棚倉断層とよばれることもある。

[村田明広]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はさい‐たい【破砕帯】
〘名〙 断層などに伴って、岩石が破壊された帯状の部分。侵食谷や地すべりの原因となることが多い。

出典:精選版 日本国語大辞典
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

破砕帯
はさいたい
断層破砕帯」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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