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硝酸カルシウム【しょうさんカルシウム】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

硝酸カルシウム
しょうさんカルシウム
calcium nitrate
化学式 Ca(NO3)2 。潮解性の無色結晶 (4水和物) 。硝酸石灰は誤称である。 43℃で結晶水に溶け,100℃以上で無水塩となる。融点約 560℃。水に易溶,溶解すると発熱する。メチルアルコールエチルアルコールアセトンには容易に溶けるが,濃硝酸に不溶。爆薬肥料,マッチ,ガスマントル,硝酸の製造などに使われ,またディーゼル油の腐食防止剤にもなる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しょうさん‐カルシウム〔セウサン‐〕【硝酸カルシウム】
炭酸カルシウム硝酸に溶かした液から得られる無色で潮解性のある結晶石灰質土壌中で微生物の作用により窒素化合物が硝化するときにも生ずる。肥料・硝酸塩花火の製造に使用。化学式Ca(NO32

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しょうさんカルシウム【硝酸カルシウム calcium nitrate】
化学式Ca(NO3)2。硝酸を石灰石(炭酸カルシウム)と反応させると得られる。 2HNO3+CaCO3  ―→Ca(NO3)2+CO2+H2O石灰石を十分多量に溶解させた後,溶液をろ過,濃縮すると4水和物Ca(NO3)2・4H2Oが得られる。条件によって3水和物,2水和物が生ずることもあるが,空気中で吸湿し,容易に4水和物に変化する。4水和物は無色の単斜晶系の結晶で,比重1.82。吸湿性があり,42.5℃で自分の結晶水に溶けて液体となり,100℃以上で無水和物となる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

硝酸カルシウム
しょうさんかるしうむ
calcium nitrate

カルシウムの硝酸塩。硝酸石灰ともよばれる。炭酸カルシウムまたは水酸化カルシウムを硝酸で中和して製造することができる。飽和溶液から析出させると四水和物が得られる。無色の結晶で潮解性を示す。100℃で結晶水を失って無水和物となる。無水和物は吸湿性があり、水によく溶けるだけでなくアルコールにも溶ける。加熱すると132℃で分解し始め、亜硝酸塩を経て酸化物に変わる。速効性肥料としてハウス栽培や園芸用に使用される。また、硝酸塩の製造や花火などにも用いられる。

[鳥居泰男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しょうさん‐カルシウム セウサン‥【硝酸カルシウム】
〘名〙 (カルシウムはcalcium) カルシウムの硝酸塩。化学式 Ca(NO3)2 無色潮解性の結晶または粉末。土中の硝化菌により窒素を含む有機物が分解されてできるが、工業的には硝酸を炭酸カルシウムで中和し、濃縮させて四水塩を析出させる。硝酸塩の製造、花火などに使用される。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

硝酸カルシウム
ショウサンカルシウム
calcium nitrate

Ca(NO3)2(164.09).炭酸カルシウムを硝酸に溶かして濃縮すると四水和物が得られる.四水和物は無色の単斜晶系結晶.密度1.82 g cm-3.潮解性で,融点42.7 ℃ で結晶水に溶けて,132 ℃ で無水物となる.無水物は無色の等軸晶系粉末.融点561 ℃.密度2.36 g cm-3.潮解性で,赤熱すれば亜硝酸カルシウムになる.四水和物,無水物とも水,エタノール,メタノール,アセトンに可溶,エーテルに不溶.肥料,染色,他の硝酸塩,花火(橙赤色),爆薬の製造,レンズの原料などに用いられる.[CAS 10124-37-5:Ca(NO3)2][CAS 13477-34-4:Ca(NO3)2・4H2O]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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