●硫酸マグネシウム【りゅうさんマグネシウム】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
硫酸マグネシウム
りゅうさんマグネシウム
magnesium sulfate
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デジタル大辞泉
りゅうさん‐マグネシウム〔リウサン‐〕【硫酸マグネシウム】
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栄養・生化学辞典
硫酸マグネシウム
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世界大百科事典 第2版
りゅうさんマグネシウム【硫酸マグネシウム magnesium sulfate】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
硫酸マグネシウム
りゅうさんまぐねしうむ
magnesium sulfate
マグネシウムの硫酸塩。無水和物のほか、一、二、四、五、六、七および12水和物がある。通常は七水和物をさし、シャリ塩、エプソム塩などの名がある。天然にはキーゼライトとして一水和物の形で産出する。工業的にはキーゼライトの熱水による再結晶、苦汁(にがり)、天然鹹水(かんすい)、カリ工業廃液などからの分別結晶で得られる。飽和水溶液からの晶出温度によって水和状態が異なってくる。1.8℃から48.1℃の間で七水和物が得られる。無色の四角柱状結晶。風解性。エタノール(エチルアルコール)に可溶。水和物を赤熱脱水すると無水和物(白色結晶状粉末)が得られる。紙の充填(じゅうてん)剤、媒染剤のほか医薬品としても用いられる。
[鳥居泰男]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
りゅうさん‐マグネシウム リウサン‥【硫酸マグネシウム】
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化学辞典 第2版
硫酸マグネシウム
リュウサンマグネシウム
magnesium sulfate
MgSO4(120.37).無水物のほか,多くの水和物が存在する.一般に硫酸マグネシウムとよぶのは七水和物のことである.天然にはアルカリ金属塩との複塩の形でキーゼル石(MgSO4・H2O),カイナイト(KCl・MgSO4・3H2O),ラングバイナイト(K2SO4・2MgSO4),ブレード石(Na2SO4・MgSO4・4H2O),ファントホファイト(3Na2SO4・MgSO4)として産出する.酸化マグネシウムを硫酸に溶かし,加熱濾過した濾液から七水和物が得られる.赤熱すれば無水物となる.無水物は白色の結晶性粉末.密度2.66 g cm-3.融点1185 ℃.それ以上で分解し,酸素,二酸化硫黄,三酸化硫黄を発生して酸化マグネシウムを生じる.水に易溶.飽和水溶液からは-3.9~1.8 ℃ で十二水和物が,1.8~48.1 ℃ で七水和物が,48.1~67.5 ℃ で六水和物が,67.5 ℃ 以上では一水和物が析出する.七水和物は一般にシャリ塩,エプソム塩,硫マグなどとよばれる無色の斜方晶系結晶.乾燥した空気中で風解する.密度1.68 g cm-3.融点67.5 ℃.水に可溶,エタノールに難溶.豆腐凝固剤,脱水剤,紙の充填剤,媒染剤,医薬品(緩下剤),耐火綿布の製造,陶磁器,化粧品,苦土肥料,人工海水,発酵助剤などに用いられる.[CAS 7487-88-9:MgSO4][CAS 14168-73-1:MgSO4・H2O][CAS 10034-99-8:MgSO4・7H2O]
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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