@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

硫酸塩【りゅうさんえん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

硫酸塩
りゅうさんえん
sulfate
硫酸の総称。正塩と水素塩 (酸性塩) がある。水素塩はかつて重硫酸塩ともいわれたが,化学構造からみて誤称。正しくは硫酸水素塩。一般式 MHSO4 。アルカリ金属のみについて知られている。水に易溶。いずれも加熱により水を失い,ピロ硫酸塩 M2S2O7 に変ることを特徴とする。ピロ硫酸塩をさらに加熱すると,三酸化硫黄 (無水硫酸) を放出して正塩に変る。正塩 M2SO4 は普通硫酸塩といわれるもので,多くの金属の硫酸塩は水に可溶である。ただし,アルカリ土類金属および鉛の硫酸塩は難溶である。一般に水溶性の塩は,リョクバン FeSO4・7H2O ,コウバン ZnSO4・7H2O ,タンバン CuSO4・7H2O のように結晶水を含むものが多く,またミョウバンのように錯塩が形成される場合もある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

岩石学辞典

硫酸塩
硫酸カルシウム,硫酸マグネシウム硫酸カリウム鉱床をいうが,この他に硫酸基(SO4)で特徴づけられる組成の鉱物をいう[Hatch, et al. : 1938].

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

りゅうさんえん【硫酸塩】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

りゅうさんえん【硫酸塩】
硫酸分子に含まれる二つの水素原子のうち一つまたは二つが金属などの陽イオンで置換された塩。一般に水に溶けやすいが、カルシウム塩・バリウム塩・鉛塩などは難溶。各種金属の硫酸塩鉱物が天然に存在し、資源として有用。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

硫酸塩
りゅうさんえん
sulfate
硫酸の塩。一般式MI2SO4のような正塩。MIHSO4のような酸性塩のほか、種々の塩基性塩が知られている。天然には火成岩中に含まれることもあるが、多くは石膏(せっこう)、重晶石、硫酸鉛鉱などの風化生成物である。一般に金属、金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩などを希硫酸に溶かしてつくる。また、塩化物や硝酸塩などを硫酸と熱してつくる方法、三酸化硫黄(いおう)SO3と金属酸化物との直接作用、または硫化物を酸化するなどの方法もある。
 正塩は一般に無色の結晶。遷移金属の塩では多くが有色。多くの場合結晶水をもち、二価金属塩は普通六~七水和物であるが、銀、カリウムなどの塩は結晶水をもたない。熱すると含水塩は無水和物になり、さらに熱すると分解して酸化物となるが、かなり高温まで安定なものも多く、とくにアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩は安定である。バリウム、鉛の塩は水にほとんど不溶、カルシウム塩も水に溶けにくい。
 酸性塩は正塩に比べて一般に融点が低い。また、水溶液が酸性を示すものが多い。アルカリ金属塩は融解すると種々の化合物を溶かす性質があるので融剤として用いられる。可溶性硫酸塩は複塩をつくりやすく、モール塩やミョウバンなどはその代表例である。[守永健一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

りゅうさん‐えん リウサン‥【硫酸塩】
〘名〙 硫酸中の水素一個または二個全部が金属に置き換えられた化合物。〔舎密開宗(1837‐47)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

硫酸塩
リュウサンエン
sulfate

M2SO4,MSO4.希硫酸に金属,金属酸化物,水酸化物を溶かすか,塩化物,硝酸塩,炭酸塩のような揮発性酸の塩を希硫酸と加熱すると得られる.無色の結晶で,水和水を有するものが多い.また,Fe(NH4)2(SO4)2・6H2O,AlK(SO4)2・12H2O,AlNH4(SO4)2・12H2O,CrK(SO4)2・12H2Oなど多数の複塩が知られている.バリウム塩は水にほとんど溶けない.ストロンチウム塩,鉛(Ⅱ)塩はきわめて溶けにくく,カルシウム塩も溶解度が小さい.そのほかはほとんど水に溶ける.アルカリ,およびアルカリ土類金属の塩は熱に対して比較的安定であるが,高温に熱すると三酸化硫黄を放って金属酸化物になる.このとき,炭素のような還元剤を加えておけば金属硫化物となる.S原子を中心とする正四面体型の硫酸イオンSO42-での原子間距離S-O0.149 nm,純粋なH2SO4結晶中のSO4四面体のS-Oは0.142,0.143,0.152,0.155 nm である.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

りゅうさん‐えん〔リウサン‐〕【硫酸塩】
硫酸水素原子が金属によって置換された化合物サルフェート

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

硫酸塩」の用語解説はコトバンクが提供しています。

硫酸塩の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation