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硬水【こうすい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

硬水
こうすい
hard water
カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンを比較的多量に含む天然水。炭酸水素イオンが同時に含まれる場合は,煮沸によりカルシウムイオン,マグネシウムイオンを炭酸塩として沈殿除去することができるので一時硬水といわれ,硫酸イオン硝酸イオン,塩化物イオンが含まれる場合は,煮沸しても除くことはできないので永久硬水といわれる。硬度の単位は国により異なり,日本では水中のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの量を,これに対応する炭酸カルシウムの濃度 mg/dm3 (ppm) に換算して表わす。硬度 200ppm以上のものを硬水,100ppm以下のものを軟水とする。硬水はイオン交換により容易に軟水にすることができる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こう‐すい〔カウ‐〕【硬水】
カルシウムマグネシウムなどを比較的多量に含んでいる水。ふつう、硬度20度以上をいい、石鹸水(せっけんすい)を加えても泡立たず、洗濯に適さない。煮沸によって軟水になるものを一時硬水、ならないものを永久硬水という。⇔軟水

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

硬水
 カルシウムイオン,マグネシウムイオンなどの多い水で,CaOにして10ppmを含むものを1度とし,20度以上を硬水,10度以下を軟水とする.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

こうすい【硬水 hard water】
カルシウムおよびマグネシウムを多く含む水。地下水,河川水はみな多少のカルシウムおよびマグネシウムを炭酸水素塩硫酸塩などとして含むが,その量(水の硬度)が多いと,工業用水,生活用水として不適当な硬水となる。硬水はボイラーの内側に湯あか(スケール)を生じて熱伝導をさまたげ,水管をつまらせて爆発の原因をつくる。またセッケンを溶かせば水に不溶のカルシウムセッケンやマグネシウムセッケンを生じてその効果を減じ,またそれらの沈殿が繊維に付着して除きにくいので,製糸,染色などの妨害になる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうすい【硬水】
カルシウムイオンやマグネシウムイオンが比較的多量に溶けている水。 ⇔ 軟水

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

飲み物がわかる辞典

こうすい【硬水】

カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の含有量が多い水。アメリカ、ヨーロッパの水に多い。⇔軟水

出典:講談社
(C)Kodansha 2013.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

硬水
こうすい
hard water
カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンを比較的多量に含む天然の水を硬水といい、これに対し比較的少量しか含んでいないものを軟水という。[中原勝儼]

一時硬水と永久硬水

硬水のうち、含まれている陰イオンが主として炭酸水素イオンであるような場合は、煮沸することによって陽イオンを炭酸塩として沈殿させることができ、したがって軟水とすることができるので、一時硬水という。陰イオンが炭酸水素イオン以外、すなわち塩化物イオン、硫酸イオンなどである場合には、煮沸しても軟水にはならないので永久硬水という。ただし永久硬水であってもイオン交換によって、あるいはエチレンジアミン四酢酸などのキレート剤でキレートをつくることによって軟水とすることができる。硬水はせっけんで沈殿を生じ、その働きを妨げるし、ボイラーなどでは加熱によって缶石を生じるなどするため、生活用水や工業用水として適当ではない。[中原勝儼]

硬度

水の硬さの程度を硬度といい、カルシウムおよびマグネシウムの含有量によって表す。すなわち、水中に存在するカルシウムとマグネシウムの総量を、それに相当する炭酸カルシウムの量に換算したときの1000ミリリットル中のミリグラム数を硬度とする。これをアメリカ硬度(単位ppm)といい、日本ではこれが広く使われている。また水100ミリリットル中に酸化カルシウムとして1ミリグラムを含むときドイツ硬度1度(単位dH)とし、マグネシウムは1.4MgO=1.0CaOによって酸化カルシウムに換算する。通常20度以上のものを硬水、10度以下のものを軟水、その中間を中間の水という。炭酸水素イオンの濃度に対応する硬度を一次硬度あるいは炭酸塩硬度、その他の強酸の塩基に対応する硬度を永久硬度あるいは非炭酸塩硬度という。[中原勝儼]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こう‐すい カウ‥【硬水】
〘名〙 カルシウム塩類、およびマグネシウム塩類を比較的多量に含む天然水。一次硬水と永久硬水とがあり、前者は煮立てると軟水になる。一般に地下水に多い。洗濯・工業用水には不適当。⇔軟水。〔小学化学書(1874)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

硬水
コウスイ
hard water

マグネシウム塩類,カルシウム塩類をかなり含み,普通のせっけん(高級脂肪酸のアルカリ金属塩)の洗浄に適しない天然水をいい,それらを含まないものを軟水という.炭酸水素塩として存在する場合は,煮沸により分解して炭酸塩を沈殿させ軟水とすることができるので一時硬水といわれる.硫酸塩などが含まれる場合は,永久硬水とよばれ,その軟化にはイオン交換,キレート化などが行われる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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