●磐梯朝日国立公園【ばんだいあさひこくりつこうえん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
磐梯朝日国立公園
ばんだいあさひこくりつこうえん
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デジタル大辞泉
ばんだいあさひ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【磐梯朝日国立公園】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
磐梯朝日国立公園
ばんだいあさひこくりつこうえん
福島、山形、新潟の3県にまたがる国立公園。1950年(昭和25)指定。面積1864.04平方キロメートル。磐梯吾妻(あづま)、猪苗代湖(いなわしろこ)、飯豊(いいで)、朝日月山(がっさん)の4地区からなる。磐梯吾妻地区は那須(なす)火山帯に属する標高2000メートルに近い火山群の集合地域であり、安達太良(あだたら)火山連峰を含む。磐梯山の北麓(ほくろく)は磐梯高原とよばれ、火山性泥流によって多数の丘と湖沼群が出現し、磐梯山の南麓は火山裾野(すその)がそのまま延びて猪苗代湖に連なる。福島県は1959年以来、3本の有料観光道路をこの地区に開設し、観光開発に努めている。飯豊山(2105メートル)を主峰とする飯豊山地と、その北に位置し大朝日岳(1871メートル)を主峰とする朝日山地は越後(えちご)山脈の一部をなし、ともに2000メートル級の山稜(さんりょう)を連ね、豊かな樹林帯と高山植物がよく保存され、しかも冬季の降雪は夏まで残り、容易に人を近づけない秘境である。飯豊山頂には飯豊山神社奥院があり、霊山として信仰の対象ともなっている。月山地区にはアスピーテ火山の月山(1984メートル)のほか、湯殿(ゆどの)山、羽黒(はぐろ)山などがあり、古くから修験道(しゅげんどう)の霊地であった。交通の便がよい羽黒山に出羽三山の合祭殿がある。月山西麓の田麦俣(たむぎまた)温泉には養蚕用の蚕棚のある多層型式の甲造(かぶとづくり)民家があり、民俗上からも趣(おもむき)がある。
[渡辺四郎]
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精選版 日本国語大辞典
ばんだいあさひ‐こくりつこうえん ‥コクリツコウヱン【磐梯朝日国立公園】
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