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礼記【らいき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

礼記
らいき
Li-ji
中国,儒教の経書で五経の一つ。おもにの倫理的意義について解説した古説を集めたもの。前初期には『礼の』 131編のほか,さまざまな礼に関する古記録が現れたが,前1世紀まず戴徳 (たいとく) がこれらを整理して『大戴礼 (だたいれい) 』 85編を編集し,次いで戴聖が『礼記』 (小戴礼ともいう) 49編を編集した。後者が唐以後正統な経書となった。古代習俗,制度,宗教などを知る興味ある文献であるだけでなく,そのなかに宋代に高く評価されるようになった『大学』『中』両編も収めている。

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デジタル大辞泉

らいき【礼記】
中国、前漢時代の経書五経の一。49編。「儀礼(ぎらい)」の注釈および政治・学術・習俗など礼制に関する、戦国時代から・漢時代の説を集録したもの。今の「礼記」は戴聖(たいせい)戴徳(たいとく)の「大戴礼」を削って編集した「小戴礼」をさす。「大学」「中庸」はその一部。三礼(さんらい)の一。

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世界大百科事典 第2版

らいき【礼記 Lǐ jì】
中国古代の(れい)の規定およびその精神を雑記した書物。49編。儒家経典として,三礼,十三経の一つに数えられる(《十三経注疏》)。記は経典に対する補記。《儀礼(ぎらい)》の主要な編の最後には〈記〉が付き,本文の規定を補足し,また礼の背後にある精神が述べられる。《礼記》の中でも,《儀礼》の補足的な編として,冠義や昏義など〈〇義〉と呼ばれる諸編と喪服(そうふく)小記のほか服喪(ふくも)と祖先祭祀に関する諸編がある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

らいき【礼記】
儒家の経典で、五経の一。礼についての解説・理論を述べたもの。四九編。前漢の戴聖たいせいが古い礼の記録を整理したものといわれ、「小戴礼」ともよばれる。儀礼の解説および音楽・政治・学問における礼の根本精神について述べており、唐代に他の礼書を抑えて五経の中に加えられた。三礼さんらいの一。 → 大戴礼だたいれい

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

礼記
らいき
儒教経典の名。戦国から前漢初期までの礼学関係の文献46種をまとめたもの。49篇(へん)。「記」は経に対する補足注釈の意。その編纂(へんさん)について、伝統的には、劉向(りゅうきょう)が整理した『礼記(れいのき)』131篇・『明堂陰陽』33篇などの一群の文献から、後漢(ごかん)の戴徳(たいとく)が85篇、戴聖が49篇を選び出したもので、前者が『大戴礼記(だたいらいき)』、後者が『小戴礼記(しょうたいらいき)』(すなわち『礼記』)であるといわれる。戴徳・戴聖に結び付けるのは、後漢の鄭玄(じょうげん)の説であるが、疑わしい点もある。いずれにせよ、『礼記』の権威が確立したのは、鄭玄が、それを『周礼(しゅらい)』『儀礼(ぎらい)』とあわせて「三礼」として注をつけたためであり、南北朝時代には、多くの義疏(ぎそ)がつくられたうえ、唐に至って、鄭玄注『礼記』に基づき、孔穎達(くようだつ)が著した『礼記正義』は、『五経正義』の一つとされた。『礼記』に含まれる諸篇のうち、「大学」「中庸」は、南宋(なんそう)の朱熹(しゅき)(朱子)によって「四書」に加えられて、朱子学の根本経典となり、「王制」「礼運」は、清(しん)末に今文学(きんぶんがく)者に重視されるなど、思想史に大きな影響を与えた。『礼記』の内容は、礼理論、国家制度から、日常生活の細かな規定まで、雑多であり、鄭玄は、劉向の説によって、「通論」「制度」「明堂陰陽記」「世子法」「祭祀(さいし)」「吉礼」「吉事」「楽記」に分けている。なお、清朝考証学者の手になる『礼記』の注釈としては、朱彬(ひん)の『礼記訓纂』、孫希旦(そんきたん)の『礼記集解』が知られる。[高橋忠彦]
『竹内照夫訳『新釈漢文大系27・28・29 礼記 上中下』(1971、77、79・明治書院) ▽市原亨吉・鈴木隆一・今井清訳『全釈漢文大系12・13・14 礼記 上中下』(1976、77、79・集英社)』

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精選版 日本国語大辞典

らいき【礼記】
古代中国の経書。四九篇。五経の一つ。周末から秦、漢にかけての諸儒の、古礼に関する諸説を整理編集したもの。通常、漢の戴徳(大戴)がまとめたものを、従兄の子戴聖(小戴)がさらに改修して成立したとされるが、異説もある。書名中の「記」は「注記」の意で、「儀礼(ぎらい)」にしるされる周代の礼の理論と実際を、さらに敷衍、解説した部分が多い。四書のうちの大学・中庸はもともと本書の一篇である。周礼(しゅらい)・儀礼とともに三礼(さんらい)と呼ばれる。

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旺文社世界史事典 三訂版

礼記
らいき
儒学の経書で,五経の1つ
戦国時代や秦・漢代の礼の理論・実際・制度についての儒家の説を集めたもの。漢の戴聖 (たいせい) が編纂 (へんさん) したといわれる。多くの人の説を編集したため,内容に矛盾した点もある。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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