●社会保障制度【しゃかいほしょうせいど】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
社会保障制度
しゃかいほしょうせいど
社会保障に関する制度のことで,日本国憲法では生存権の規定 (25条1項) に次いで,「国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と定められている (同2項) 。この社会保障の内容について,社会保障制度審議会は 1950年 10月 16日の勧告で「社会保障制度とは,疾病,負傷,分娩,廃疾,死亡,老齢,失業,多子その他困窮の原因に対し,保険的方法又は直接公の負担において,経済保障の途を講じ,生活困窮に陥った者に対しては,国家扶助によって最低限度の生活を保障するとともに,公衆衛生及び社会福祉の向上を図り,もってすべての国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むことができるようにすること」としている。
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旺文社日本史事典 三訂版
社会保障制度
しゃかいほしょうせいど
国民の最低生活を社会保険・公的扶助その他の諸制度の統一的運用で保障する制度
この制度の原則は日本国憲法第25条の精神に基づくもので,戦後,失業保険・労働者災害補償保険・生活保護法が制定され,形態的には整備されたが,給付水準,運営方法などに問題もある。
この制度の原則は日本国憲法第25条の精神に基づくもので,戦後,失業保険・労働者災害補償保険・生活保護法が制定され,形態的には整備されたが,給付水準,運営方法などに問題もある。
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