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神学大全【シンガクタイゼン】

デジタル大辞泉

しんがくたいぜん【神学大全】
原題、〈ラテン〉Summa Theologica》神学書。トマス=アクィナス著。1266~67年刊。神、神と人間との関係、キリストの3部からなり、カトリック神学の体系を完成したもので、アウグスティヌスの「神の国」、カルバンの「基督(キリスト)教綱要」とともに、キリスト教三大古典の一。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

しんがくたいぜん【神学大全 Summa theologiae】
トマス・アクイナス主著。教科書として使用できる,神学(トマス用語では〈聖教sacra doctrina〉)の簡潔な体系的解説書。〈神学大全〉を書いたスコラ学者はトマスだけではないが,トマスのものがもっとも有名である。神とその創造の業(わざ),もろもろ被造物を考察する第1部,人間がどのように神への道をたどるかを論ずる第2部,および神と人間を仲介するキリストを考察する第3部からなる。神学教授としての経験も積み,思想的にも成熟の度を加えた1266年ころ着手され,死の数ヵ月前(1273年12月6日),未完のまま突然擱(かくひつ)するまで書き続けられた。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

神学大全
しんがくたいぜん
Summa Theologiae

中世のスコラ神学者トマス・アクィナスの主著。ヨーロッパ中世文化のもっとも輝かしい傑作の一つである。本書はしばしばゴシック大聖堂に例えられるが、これは単なる修飾ではなく、多様な諸部分が相互に秩序と調和を保ちつつ、みえざる超越的な一点へ向かって収斂(しゅうれん)するという根本構造が、両者に共通だからである。トマスの著作意図は、神学教育の経験を生かして、初心者のための教科書を書くことであったが、3部(神・創造論、倫理編、キリスト・秘跡論)からなるこの未完の大作は、神学的観点からの中世学問の集大成である。叙述様式は、中世大学特有の授業形式である「討論」に由来し、構成要素である2669個の「項」はすべて「……であるか?」という問いの形をとる。まず著者自身の立場に反対する最強の異論(通常3個)が提示され、それら異論の間の緊張、矛盾自体が高次の総合へ導く、という探究の構造が認められる。第1部の人間論、第2部の情念論、習慣論、法・正義論など哲学的に興味深い論考のほか、詳細な聖書解釈も含まれている。

[稲垣良典]

『高田三郎・山田晶・稲垣良典他訳『神学大全』全37巻(1973~ ・創文社)』『コプルストン著、稲垣良典訳『トマス・アクィナス』(1962・未来社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しんがくたいぜん【神学大全】
(原題はSumma Theologiae) 神学書。トマス=アクィナス著。全三部からなり、神および創造の原理、人間の目的としての神、人間の神への復帰、キリストなどの問題について論考している。アウグスティヌスの「神の国」、カルバンの「キリスト教綱要」とともにキリスト教三大古典の一つ。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

神学大全
しんがくたいぜん
Summa Theologica
イタリアのスコラ哲学者トマス=アクィナスの主著
1266〜73年ごろ書かれたが完結せず,弟子のレジナルドが補足して完成。カトリック神学を体系づけ,スコラ哲学を集大成したもの。信仰と理性調和をはかりつつも,哲学を神学の僕婢 (ぼくひ) とした。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

神学大全
しんがくたいぜん
スンマ・テオロギアエ」のページをご覧ください

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