●神社【じんじゃ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
神社
じんじゃ
日本固有の神々を祀る神道特有の建築物をいい,あわせて祭祀,信仰の組織をもさす。その起源は磐境 (いわさか) ,神籬 (ひもろぎ) にあるとされる。祭祀は春の豊年祈念,秋の豊穣感謝が中心で,氏神と産土 (うぶすな) 神がおもな祭神であった。律令制下では神祇官のもとに官幣,国幣の別,大社,小社の別,式内社,畿内社のほかに全国に一の宮が定められた。江戸時代には寺社奉行に支配され,明治に入って「国家の宗祀」となり官幣社 (大,中,小) ,国幣社 (大,中,小) ,府社,県社,郷社,村社ならびに無格社の社格が定められ,そのうえに伊勢神宮がおかれた。第2次世界大戦後,GHQの「神道指令」で国家との関係を解かれ,宗教法人となった。全国に約8万 6000社ある。
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デジタル大辞泉
じん‐じゃ【神社】
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世界大百科事典 第2版
じんじゃ【神社】
神道の信仰にもとづいて,神々をまつるために建てられた建物,もしくは施設を総称していう。やしろ(社),ほこら(祠)。一般には,神が鎮座する本殿,神を礼拝しさまざまな儀礼を行う拝殿,本殿・拝殿などを囲む瑞垣(みずがき),神域への門に相当する鳥居などからなり,そのほかに神宝を納める宝殿,参拝者が心身を浄めるための手水舎(ちようずや),神に奉納する神楽(かぐら)を奏する神楽殿,神官の執務のための社務所,神苑などさまざまな施設を併せている。
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精選版 日本国語大辞典
じん‐じゃ【神社】
〘名〙 日本人固有の信仰対象となっている神をまつり、法的に存立を認められた礼拝施設。明治以降、国家の祭祀として特別の保護、監督を受けてきたが、第二次世界大戦後は宗教法人令による宗教法人となり、その大半(約八万社)が神社本庁の包括下にある。やしろ。みや。
※三代格‐一・神亀二年(725)七月二〇日「神社事」
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