●禅譲【ゼンジョウ】
デジタル大辞泉
ぜん‐じょう〔‐ジヤウ〕【禅譲】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ぜんじょう【禅譲】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
ぜん‐じょう ‥ジャウ【禅譲】
〘名〙
① 中国で、帝王がその位を子孫へ伝えないで有徳者に譲ること。堯が舜に、舜が禹に帝位を譲った類。
※国民性十論(1907)〈芳賀矢一〉一「ただ二十一史を読み、二十二史をよんでも、禅譲討伐の事だけは支那を学ばなかったのである」 〔後漢書‐逸民伝論〕
② 天皇または支配者がその位を後継者に譲ること。譲位。
※神皇正統記(1339‐43)中「禅譲、尊号つねの如し」
③ 一般に、権力の座を話し合いで譲り渡すこと。
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社世界史事典 三訂版
禅譲
ぜんじょう
中国で天命を受けたと考えられる有徳者に帝位を譲ること
戦国時代に孟子が革命(天命が革 (あらた) まるの意)を是認したが,漢代に古代の聖天子堯 (ぎよう) ・舜 (しゆん) ・禹 (う) は血統によらず有徳者に平和的に政権を譲ったという伝説がつくられ,魏以後,五代・宋までは,新王朝の建設者は纂奪者 (さんだつしや) の汚名を避けるために禅譲の形式をとった。
戦国時代に孟子が革命(天命が革 (あらた) まるの意)を是認したが,漢代に古代の聖天子堯 (ぎよう) ・舜 (しゆん) ・禹 (う) は血統によらず有徳者に平和的に政権を譲ったという伝説がつくられ,魏以後,五代・宋までは,新王朝の建設者は纂奪者 (さんだつしや) の汚名を避けるために禅譲の形式をとった。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
「禅譲」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●禅譲の関連情報