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福州【フクシュウ】

デジタル大辞泉

ふくしゅう〔フクシウ〕【福州】
中国、福建省の省都。閩江(びんこう)流域に位置し、代から貿易港として発展製紙木材・機械などの工業が行われる。人口、行政区212万(2000)。フーチョウ

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世界大百科事典 第2版

ふくしゅう【福州 Fú zhōu】
中国,福建省の省都。人口132万(1994)。東部沿海,閩江(びんこう)の下流域の福州平野の先端部分に位置する。全省の政治・経済・文化・交通の中心地。閩侯県など6県を管轄する。略称は榕で,代初めは閩越の王都冶城の所在地である。漢の武帝に征服されてから冶県といい,会稽郡に所属した。後漢には侯官と改名し東部都尉がおかれた。晋代に晋安郡の治所となり,隋代に閩県と改められたが,唐代に分離されて再び侯官県がおかれ,福州の治所としたのがその名の起りである。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

福州
ふくしゅう / フーチョウ

中国、福建(ふっけん)省東部にある地級市で、同省の省都。略称は榕(よう)。台湾海峡に流入する省内最大の河川である閩江(びんこう)下流の両岸に位置する。5市轄区と6県を管轄し、福清(ふくせい)、長楽(ちょうらく)の2県級市の管轄代行を行う(2017年時点)。人口678万3600、市轄区人口199万9600(2015)。年平均気温は16~20℃、年降水量は900~2100ミリメートル。温暖な気候で夏が長く冬が短い。2000年代以降、都市化に伴うヒートアイランド現象がみられる。長崎市、那覇(なは)市と姉妹都市提携を締結している。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2018年1月19日]

歴史

古く唐・宋(そう)代から対外貿易港として開け、南西180キロメートルにある泉州(せんしゅう)が衰えた明(みん)代以後発展した。清(しん)末には南京(ナンキン)条約により厦門(アモイ)とともに開港場となり、イギリスによって造船所や埠頭(ふとう)が建設された。

[青木千枝子・河野通博 2018年1月19日]

産業・交通

中国の重要な貿易港の一つで、1984年には沿海対外開放14都市の一つに指定された。ジャスミン茶の加工で知られるが、中華人民共和国成立後は工業化が進み、機械、化学、製紙、木材、食品などの工業が立地する。1991年に福州ハイテク産業開発区(高新区)が設置され、以後、電子情報産業やバイオ医薬品製造、新素材産業などが急速に発展した。また、華僑(かきょう)の出身地の一つであるため、華僑や、地理的に近い台湾からの積極的な投資が本市の経済発展を促している。2013年に「一帯一路」構想が提唱されて以降、古代の海上シルクロード(海の道)の要地であった福州市は同構想に積極的に参画している。2015年福建省が「21世紀海上シルクロード」の中核地域に指定され、省都である福州市は重要起点とされた。伝統工芸としては、寿山石(じゅさんせき)彫刻、コルク細工、脱胎(だったい)漆器、角櫛(つのぐし)などが知られる。

 鷹厦(ようか)線(鷹潭(ようたん)―厦門)、温福線(温州(おんしゅう)―福州)、福厦線(福州―厦門)、峰福線(横峰(おうほう)―福州)のほか、2013年開通の杭福深旅客専用線(杭州(こうしゅう)―福州―深圳(しんせん))や向莆高速鉄道(南昌(なんしょう)―莆田(ほでん))、2015年開通の合福高速鉄道(合肥(ごうひ)―福州)が通じる。省内各地とは長距離バスで結ばれている。空路は国内各地のほか香港(ホンコン)へも直航便があり、沿岸定期航路も上海(シャンハイ)、広州(こうしゅう)などに通じている。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2018年1月19日]

文化・観光

市区は古代からの城壁都市があった閩江北岸と、新市街の南岸に分かれる。北岸には三山鼎立(ていりつ)とよばれた鼓山(こざん)、烏山(うざん)、于山(うざん)があり、鼓山の1000年の歴史をもつ名刹涌泉寺(ようせんじ)や達磨洞一帯の鼓山十八景、烏山・于山の唐代から清代にかけての磨崖(まがい)石刻など、多くの名勝・旧跡がある。

[青木千枝子・河野通博 2018年1月19日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふくしゅう フクシウ【福州】
[一] 中国福建省の省都。閩江(びんこう)下流に位置する。馬尾を外港とする沿海貿易港で、茶、木材などを積み出す。旧名閩侯(県)。漢代、閩越王の都となった。
[二] 中国の唐代、現在の福州市を中心に、閩江下流一帯に置かれた州の名。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

福州
ふくしゅう
Fúzhōu
中国福建省東部にある同省の省都
閩 (びん) 江河口付近の左岸に位置し,中国東海岸有数の海港。福建地方では最も早く開け,唐代から外国貿易も行われた。南京条約によって5港の1つとして開港。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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