●福徳【フクトク】
デジタル大辞泉
ふく‐とく【福徳】
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世界大百科事典 第2版
ふくとく【福徳】
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精選版 日本国語大辞典
ふく‐とく【福徳】
[1] 〘名〙
① 仏語。他に恵みを与え、自らの徳を積む善行。また、それによって得られる功徳。
※霊異記(810‐824)中「此の功徳に藉りて、右の腋に福徳の翮(つばさ)を著けて、沖虚の表に翔り」 〔法華経‐観世音菩薩普門品〕
② 幸福と利益。幸福と豊かさ。福利。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「まづしき人のためにはいとよし。『これは大ふくとくにおはしなん』」
③ 八卦忌(はっけいみ)による万事吉の方角のひとつ。福徳の方。遊年の卦(か)の中・下段の陰陽を変えたもの。
※玉蘂‐嘉禎四年(1238)二月一三日「吉時已至。可下令レ向二西方一給上。〈福徳方云々。生気・養者方、有二方忌一之故也〉」
④ 北斗七星の一つで、福星の武曲星のこと。〔欽定協紀弁方書‐本原二・小遊年変卦〕
[2] 室町時代関東で使用された私年号。延徳二年(一四九〇)から二年間使われたとみられる。
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